◆これはチョコレートです。
そちらもホワイトチョコレートに
メロンのシロップをちょっと加えまして、
チョコレートを固めてます。
◆うそでしょう!?えっ、
まだキャベツですよ?
めっちゃおいしい!
ホワイトチョコ。
でも、
パリッとぐあいは…。
◆キャベツの食感。◆こういうところも
ちゃんとやるんですね。
◆はい。
◆じゃあ鰻さん、
あのバランも何かでできてますよ。絶対バランも…。
◆間違いない。
これも何か…。
◆抹茶チョコかなんかでできてる。
◆そうそうそう、いただきます。
◆すいません、本物です、それは。
◆バランや!バランはバラン。
詰めが甘いですね。
◆これおいしいなあ。
◆ありがとうございます。
◆教科書というかマニュアルみたいなやつあるんで
すか。
◆特にないんですけど、
今までの仕事の経験上、
こういうのはこれに使えるかな、みたいな。
◆後藤さんは
ユニークなスイーツづくりだけを行っているのではありません。
こちらのホテルのトップパティシ
エとして
全てのスイーツを監修。
その手から生み出される
スイーツは、
どれも芸術性あふれるものばかり。
それもそのはず、
後藤さんは、これまで
ヒルトン大阪など、有名ホテルの
スイーツを
手がけてきた
人物。過去には、食の都
大阪グランプリの
特別賞を受けるなど、その腕は一級品なんです。
そんな熟練のわざが生みだした、
トリックスイーツの数々。
一体どうやってつくられているの
でしょうか。
◆どうぞ。
◆お願いします。
◆まず最初に見せてもらうのは、
大阪名物
たこ焼きに見えるスイーツ。
特製プチシュークリームに
ソースに似せたチョコレート、
その塗り方にこだわりが。
◆ちゃんとはけで塗ってますもん
ね。
◆そうです。
◆何用のはけなんですか。◆これはソース用のはけです。
◆やっぱりソース用なんですか。
また難しいですね。
とろっと感。
◆そうですね。
やわらか過ぎても流れてしまいま
すし、かた過ぎても固まってしま
いますので、チョコレートと生ク
リームとを入れて濃度をソースっ
ぽくなるような感じで。
◆濃度を上げているんですね。
◆トッピングにも
リアルさを求めた後藤さん。
黄色色素で着色した
ホワイトチョコで辛子マヨネーズを再現。
さらにホワイトチョコとココアパ
ウダーでつくったカツオ節。
さらに本物そっくりな
青ノリ。
その正体は…。
◆抹茶パウダーと
抹茶のスポンジを使いまして、
ミキサーで
細かく砕いています。
◆おいしそう。
やっぱり本物のたこ焼き自体の
ビジュアルも結構研究されたということですか。
◆そのものを見て考えてます。
◆本当一番いい状態のたこ焼きを再現できていますよね。
◆そうやな。
◆銀シャリが驚いた
ギョーザに見えるスイーツにも後
藤さんのパティシエの技術が。
◆ほんまにギョーザつくってる感
じですやん、
今。
◆サツマイモと白あんのペーストを
大福などに使われる
餅状の皮で包みます。
そして…。