視線を送って 差し出してみます。
すると…。
あ… 嫌いな視線を送ったほうとは逆のおもちゃを選びました!
(岡田)いやいや すごい!
(柴田)えぇ~!
人間って こんな小さい頃から
視線を読み取る力を備えているんですね。
(山根)すごいです!
(柴田)すごいですね!
すごいんですよ。
(山根 岡田)すごい!すごいですね。
生まれて間もなく もう
そういうのは備わってんですか。
子どもの頃から やってくれる人の
気持ちが ちゃんと分かる。
そうですよね~。
うん。
さあ なぜ今日は このテーマが
「アイコンタクト」かと申しますと…
それでは今日の主役とも言える
ボードでございます。
登場頂きましょう どうぞ。
はい なんというシンプルな…。そして→
自分で取りに行く。
(笑い)
(山根)出てこない。
誰も持ってこない。
一瞬 俺ね
自動的に出てくるのかと思ったんだよ。(笑い)
出てこないんだ…。
そのメソッドの1番目にこれがあったので→
皆さんに今日ご紹介しております。
(山根 柴田)「目を見て話す」。(岡田)一番大事。
人の目を見て話すことは
大事だとは 言われてますが…
世界中が悩んでおります…。
(山根 岡田)えぇ~?(柴田)介護…? はぁ~!
介護を一生懸命やってらっしゃるのに
なかなか効果が出てこなくて→
悩んでる方が
世界中にいらっしゃるんですよ。
フランスの専門家たちは考えました。
一生懸命に 研究に研究を重ねた結果→
「目を見て話す」。
(柴田)はぁ~!
(岡田)まず一番大事なんですね。
このメソッドを学んで患者さんに接した結果が→
こういうふうに出たんだというのを
1本見て下さい。
こちら 認知症患者の てるさんです。
口に薬を塗るのを嫌がって介護拒否のひどい状態になっていました。
そこで看護師が
てるさんの正面に入って視線を送ります。
目が合いました。
すると3日後です。
(柴田)自分で…。
(岡田)あららら!
嫌がっていた薬を自分から塗るように。
更に1か月後。
(ゲスト一同)えぇ~!
(柴田)話 してらっしゃる…。ねえ 起き上がって。
(岡田)あらららら! えぇっ!?
えぇ~?
そう。
例えば 1か月前のあのときはとっても具合が悪くて→
熱があったりとか…
…と思いますよね。まだ よく分からないでしょう。
(山根)なんで?
(岡田)どういうことですか?
わざわざフランスから京都まで来て
やって頂いた→
貴重な映像がありますので ご覧下さい。
去年 目を見て話す介護の研究が京都大学で行われました。
こちら そのフランス発の介護メソッドを
世界中に広めている…
40年に及ぶ現場での経験から→
特に認知症の介護にはアイコンタクトが重要だと気付きました。
そこで イヴさんが どのように
認知症の人に視線を送っているのか→
特殊なゴーグルで調べてみます。
こんにちは~。
まずは女性スタッフが
認知症役の男性に対して挑戦。
画面の緑の点が 視線の中心です。
相手が座っているときは目の辺りを見て話していますが→
立ち上がらせる動作のときには
視線が外れてしまいました。
歩かせるときも 視線は
あちこちへ とんでいます。
では 真打ち イヴさんの場合。
ハロー。
部屋に入るやいなや すぐさま
相手の目をロックオン。
ずっと目を見続けています。
どんな体勢になっても決して相手の目をとらえて離しません。
なぜ これほどまでに
アイコンタクトを行うのか。
その理由は 多くの認知症の人の
「視覚」に変化が起きるからなんです。
では ここから認知症の人の目の世界に