2018/10/27(土) 15:30〜16:14 地球ドラマチック・選「クレオパトラの墓を見つけ出せ!」[二][字]
7年たったころのものでした。
ロゼッタストーンよりも
2年古い事になります。
碑文は この場所が 女神 イシスに→
関係するものである事を証明していました。
プトレマイオス5世は
タップオシリス・マグナの神殿が→
イシスと
その土地をたたえるもので→
イシスを祭る拠点だと
碑文に書き残しています。
ここは聖なる地で
神殿の周りにあるものは全て→
イシスを崇拝するために
使われていたんです。
(ノーントン)とても重要な文書です。→
タップオシリス・マグナが→
王家の神殿だった事が
分かります。
田舎の
小さな神殿などではありません。→
極めて重要な拠点だったのです。
マルティネスの発見した石碑は歴史を書き換えたのです。
ここがエジプト北部における
イシス信仰の拠点である事は→
プトレマイオス朝の王にとって
極めて重要でした。
クレオパトラが頻繁に訪れていた
証拠も見つかりました。
しかし ここに
埋葬されているかどうかは→
別の話です。
マルティネスは神殿の外壁まで発掘の範囲を広げました。
そして 500メートル東の砂地にある
灯台のような遺跡のそばに→
何かが埋もれているのを
見つけました。
灯台のような遺跡と→
神殿との間にある土地を発掘してみると→
地下に続く階段が見つかりました。
階段の下には岩盤を深く切り出した→
一連の部屋がありました。
構造から見て ほぼ確実に墓です。
下に降りて調べるけど
マスクと手袋を必ず着けて。
遺体が存在した場合→
有害物質が発生している可能性があります。
♪♪~
墓の存在は この遺跡で埋葬が行われた事を示す→
初めての証拠となりました。
更に発掘を進めると→
迷路のようになった
地下墓地が出てきました。
ある場所には頭蓋骨が。
別の場所にはミイラが安置されていました。
全体の規模は
まだ分かりませんが→
現時点で800以上の頭蓋骨を
発見しています。
それは数百平方メートルにも及ぶ
巨大な共同墓地でした。
古代エジプトの死者の町。
ここに葬られたのはどんな人たちだったのでしょうか。
マルティネスは長い間
考古学の異端児でしたが→
今では あらゆる研究者が
彼女の発見を見たがっています。
(イクラム)すばらしいですね。
サリーマ・イクラムは古代エジプトの埋葬の専門家です。
(イクラム)信じられないわ。
本当に すごいわね。
いくつかのミイラは
頭が金で覆われていました。
(イクラム)ミイラの頭に
金ぱくが付いています。→
どうやって付けるかというと→
松やにや時には 蜜ろうも混ぜて→
顔に塗り付けます。→
その上から小さな金ぱくを貼り付けると→
うまく くっつくんです。
頭に金を貼り付けたのは→
装飾のためだけではないと
考えられています。
プトレマイオス朝の後期には→
ミイラ製作の技術が衰えていて→
昔のように遺体を うまく
ミイラ化できなくなっていました。
それで油や軟こうを
たくさん付けたり→
金を貼り付けたりしていました。
ミイラとしての出来の悪さをごまかすためです。
ミイラ製作技術の低さも含め→
全てがクレオパトラの時代の埋葬である事を物語っていました。
(イクラム)すばらしい墓です。
まだ発見されていない→
遺物や遺体も
たくさんある事でしょう。
神殿に近い場所なので→
特に神聖な墓とみなされていたはずです。
(イクラム)誰もが死んだら