リズムを変えて→
緻密に作り込んで
作るのをアレンジ。
(清塚)大きく
分けてですけど→
原曲がある
ブロードウェーのね→
曲とか歌とかを
こうやって肉付けしていって→
現代的に
自分がテーマから作ってやる→
モダン的なジャズというのも
あるし。
いろんなパターンがあるんや。
(清塚)どちらにしても→
すごいアレンジ力です。
(山中)わかりやすく→
ちょっと
アレンジしたものがあるので。
童謡で 『ぞうさん』。
(古田)『ぞうさん』。
(山中)『ぞうさん』の
原曲なんですけど。
(丸山)ああ 安心するわ。
(横山)みんな 知ってる。
(山中)こんな感じですね。
(村上)これが?(山中)ジャズに変えてみると…。
イェイ!
(拍手)
大人びた ぞうになった。
もう あの…。
(清塚)さっきスケールの話も
しましたけど。
彼女が持っていらっしゃる
和音の種類っていうのが→
もう本当に…。
『ぞうさん』をこういう言い方してやろう→
という感じで。
最初の1つの和音だけでも→
クラシックでは
ほぼ使わないような→
テンションコードというのを
使ってるんですよ。
「テンション」っていうのは
そのとおり…。
テンションが上がるとか
ありますよね。
倍音ですね あの…。
♪♪~(ピアノ)
(山中)これが普通の。
で そこに…。
♪♪~(ピアノ)
(山中)こういう風に倍音 加える事で→
ちょっと気持ち悪い。
なので… たくさんテンションを加えたのが→
今の
『ぞうさん』だったんですけども。
ちょっと… もうちょっと違う
『ぞうさん』で。
♪♪~(ピアノ)
(丸山)悪い『ぞうさん』やな。
なんだ? この野郎。
(大倉)もうベロベロやないか。
(拍手)
(弘中)格好いい!
この ぞうさんは なんか
今日 いい事あったんやろうな。
陽気やな。
(村上)陽気やったな。
(山中)今のも[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
普通の基本の和音に ただ…。
♪♪~(ピアノ)
(山中)それに…。
絶対に 気持ち悪くて
聴けないんですけど。
このリズムや弾き方で→
これが1つの芸術に成立させてしまうっていうのが→
ジャズピアニストの
すごいところですね。
(高橋)なるほどな。
(宮澤)逆に間違いって→
こんだけね 崩していってる…。
(山中)そうなんです あるんです。
(村上)音の中で。
(山中)はい。 あるんですけど→
間違えた時は[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
そうすると 間違えて…あえて 何回もやってるから→
(村上)今日の山中の崩しは
こうなんだって 理解させる?
今の私は これですっていう
感じで。
(村上)例えば…。
(山中)例えば 最後の音で…。
これ 弾いちゃうと 本当は…。
♪♪~(ピアノ)
(山中)…って弾いちゃった時に→
だけど ジャズは その…。
(一同 笑い)
(弘中)ずるい ずるい!(村上)足し算がすげえ!
(丸山)それは それでええな