2018/10/29(月) 15:50〜17:53 ten.【高円宮絢子さまご結婚…知られざる皇室の裏側を解説】
おらず、独立しています。
>>これが何かというと、
塔というのはお釈迦様のお墓なもんですから、
お釈迦様のお骨を納めます。
多くの塔の場合には、塔のてっぺ
んにあったり、あるいは塔の下の、
この部分に収めるんですけれども、そこに柱を立てるんですね。
真ん中にお塔婆として建てられて
きたもの、これが心柱の意味合い
です。
>>塔はインドでは、
お釈迦様の骨である舎利を祭るた
めのドーム型の建物でした。
日本に渡ってくるまでにドームの
部分が小さくなり、
塔の先端につく装飾に変化。
塔の高さも、
どんどん高くなりました。
この東塔でも、
心柱の先端に切れ込みが。
そこには、
ガラスの容器に入った舎利が納め
られていたのです。
薬師寺は、
1300年の間に記録に残っているだけで10回ほど大地震に遭っ
ています。
地震で倒れてしまった建物もあり
ました。
しかし、
東塔は心柱が傾いたことがあるも
のの、
建物が倒れたり、崩れることはな
かったのです。
東塔だけでなく、
日本の塔は地震で倒れた記録が全くありません。
今回、その謎を解くため、
古代の塔では例がないほど、
詳しい科学的調査が行われました。
塔を人の手で揺らして、
揺れ方のデータを取ったり、
屋根の上におもりを載せて、軒先がどのように下がるかも調べまし
た。
これらは、塔の動きを正確に、
コンピューター上に再現すること
ができるモデルを作るのが目的だ
といいます。
地震だけではありません。
センサーを取り付けた塔の精密な
模型を作って、
強い風が吹いたとき、
塔がどう動くか調べる実験も行われました。
大きい屋根と小さな屋根が重なる
独特の形をした東塔。
風の動きも一般的な高層ビルとは、
全く異なるといいます。
>>通常、
四角い建物ですと、
非常にきれいな渦が出来るもので
すから、
風に対して直角方向に揺れるんで
すね。
今回の建物は、形が非常に複雑な
ので、そのきれいな渦がどうもあ
まり出来ていなくて、
そういう直行方向に揺れる現象が少ないのかなという気はしてまし
て。
>>分析したところ、複雑な形を
した東塔は、
500年に1度という激しい風でも倒れないという結果が出ました。
一方、
解体現場では、
塔を支える古代の技が明らかにな
ってきました。
>>いくよ。
>>よく、
くぎを全く使わずに作られている
といわれる塔。
確かに大きな柱でも、
足元はダボと呼ばれる突起を穴に差し込むだけで、全く固定されて
いません。
周りの組物と呼ばれる木材は、持ち上げるだけで外れてしまいます。
しかし、
実はくぎが使われている所も。>>抜けてる?
>>真ん中の所、
抜けてる。
>>なかなか抜けないほどの太い
くぎ。
柱の上に打ち込まれていたくぎは、
数十センチにも及ぶ大きさでした。
塔が立ち続けるには、場所によっ
て、
大きなくぎでしっかり固定するこ
とも必要なのです。
塔を支えているのが、
日本古来の和くぎ。今回、
修理で使う新たなくぎが、
京都の工房で作られました。
和くぎは鉄を何度もたたいて鍛え、
形にしていきます。
さらにここでは、曲がったり、ゆ