客席の声援に応える余裕も。
一方、そのとき、
隣の森はかんぴょう巻きを仕上げ中。
さらに盛りつけたけど、はみ出た
かんぴょうが気になったみたい。
丁寧なのはいいけれど、時間は大
丈夫?
そのあとも快調にすしを完成させ
ていく山口と、自分のペースを崩
さない森。
>>57、
58、59。
>>終わりました。
>>山口は1番に終了。
>>残り時間30秒です。>>練習では制限時間をオーバー
していた森。
果たして間に合うのか?
>>終了まで残り10秒。
5秒前。
>>終わりました。
>>4、3、2、
1。
>>残り時間5秒で、なんとか滑
り込みセーフ。
>>では、続きまして、おすしの
グラム計測に入ります。
1皿2貫の合計総重量66グラムです。
プラスマイナス5グラム以内です
と1点、
ぴったり66グラムですと2点と
なります。
>>それでは1皿目からまいりま
しょう。
マグロとサーモン、
ぴったり賞、いかがでしょうか。>>ぴったりです。
>>正確さに絶対的な自信を持っ
ている山口は、
すべてのお皿で点数を獲得し、合
計12点。
森もまずまずの9点を獲得した。
>>エントリーナンバー13番、
廻鮮寿し丸徳武庫之荘店、淺野康
介選手。
>>そして、
3組目に登場したのは、尼崎のスピードスター、淺野。
>>よーい、スタート!
>>康介、
いっちゃってー。
康介、
いっちゃってー。
>>浅野にとって初めての大舞台。
あら、手が震えてるんじゃない?
相当緊張してるのね。
そんな状態でもひたすらスピード
を追求する。
>>5秒前です。
>>はい!
>>なんと5分以内に終了。
圧倒的なスピードを見せつけ、ボーナスポイントを獲得。
しかし。
>>あれ?
出えへんなぁ。
>>グラム数がばらばらで、
得点は僅か4点。
続いては、
さまざまなシチュエーションのお
客に対し、
臨機応変に対応する演出部門。
森へのお題は、
老人がすしを食べてのどを詰まら
せたときにどうするのか、
機転や応用力が試される。
>>大丈夫ですか?
お水をどうぞ。
>>すみません。
申し訳ない。
>>大丈夫ですか?
>>大丈夫です、大丈夫です。
>>よろしければ、次から、小さく切らしていただきますので。
>>すみません、お願いします。
>>あなた、あなた、しっかりし
て。
苦しいかい?
>>ちょっと、救急車お願いしま
す。
>>あなた。
>>エントリーナンバー1番、森
選手でした。
>>むっちゃ大げさやな、なんか。
あんな大げさにされるんか。
>>山口、
浅野は、
アレルギーがあるお客への対応。
両者とも大きなミスなく競技を終
えた。
技術部門と演出部門の得点の合計
上位6人が、次のステージ、
決勝の部に駒を進めることができ
る。
果たして3人の結果は。