>>本来なんですよ。
>>そうなんですか?
>>いいですか、私はテレビで、
本来、この声でしゃべっておりま
す。
さあ、きょうはおめでたい日でご
ざいますね。
高円宮家のご結婚が行われたわけ
でありますけれども、
一般人になられる。
でもね、一般人になられるんだけ
ども、やっぱり、皇室から、
皇族からお越しになると、
われわれとものすごく近しい所も
あれば、そうじゃないところ、ま
ずこの車見てください。
はい、
ご注目はここです。
ナンバープレートに菊の紋章を付
けられるのは、恐れ多いことなが
ら、天皇陛下だけです。
ですから、天皇陛下はまあ、
きょう、花嫁になられる、
高円宮絢子さんのご親戚のおじさ
まになられるわけですね、われわ
れ風に言うならばね。
ご親戚のおじさまから、
ちょっときょうはいい車を僕がお
金出して回そうじゃないかと。
これわれわれの世界でありますが、
天皇陛下です。
専用車です。
シート3列あります。そんなことはいいんですが、その
ぐらい、ちょっとわれわれと似て
るようで、違うところを、
まずきょうのおめでたい映像から。
>>きょう午前、
明治神宮の境内にある鳥居の前で、
これから歩みを共にする女性を待つ守谷慧さん。
そこに現れたのは。
目を合わせ、
表情を緩める高円宮絢子さま。
平安時代の衣装と由緒ある髪形で、結婚式の晴れの日を迎えました。
>>おめでとうございます。
>>1990年、
高円宮家の三女として生まれた絢
子さま。
>>おめでとうございます。
>>ありがとうございます。
>>父の高円宮さまが、品位があ
って美しくあれという願いを込め
名付けられました。
両殿下は時に厳しく、
3人の娘を育ててこられましたが。
絢子さまが小学6年生のとき、高円宮さまは47歳の若さでお亡く
なりに。
その後は、
福祉活動に力を入れていた亡き父
を追うように、
大学や大学院で子どもや高齢者の
福祉について学ばれました。
そんな絢子さまと、母、
久子さまの紹介で出会った守谷慧さん。
大手海運会社に勤務する一方、
途上国の子どもたちを支援するNPO法人の理事としても活動して
います。
>>呼び方に関してですが、私は慧さんと呼んでおります。
>>本来は宮さま、
または絢子さまとお呼びするべきかと存じますが、
街なかでお呼びすることを考慮す
るようにというお話がございまし
たので、
私は絢子さんとお呼びをしております。
>>先週、
皇室を離れるのを前に、
天皇陛下からお別れのあいさつを
頂いた絢子さま。
>>このたびはおめでとう。
今後とも2人で愛を育み、
よい家庭を築いていくよう願って
います。
2人の末永い幸福を祈ります。
>>おめでとうございます。
>>おめでとうございます。
お幸せに!>>そしてきょう、無事に結婚式
を終えた2人。
これからは、
民間人の守谷絢子さんとその夫と
して、
新しい生活が始まります。
>>絢子さんにとっては、
恐らく今までの生活と違う部分が、
また感じる部分が、あろうかと思
います。
そういったときには、
私がしっかりとできるかぎり支え、
2人でしっかり手を取り合ってですね、前を向いて、
笑顔の絶えない家庭を築いてまい
りたいと、このように考えており
ます。