と思います。
松浦さんは生産性についてはどう
思っていますか。
当事者は怒っていない人が多いん
ですよ。
生産性がないから、
LGBTは日本から出ていけとか、
人権を与えないということであれ
ば、
怒りますけれども、
今回は少子化対策の中で書かれているので、
再生産ということなんですよ。
同性愛者は子供をつくることはできないので、
その通りだと思います。
ただ政治家として、
さまざまに受けとめられる言葉で
すので、
言葉の使い方自体はいい言葉では
ないと思ったということですね。
松浦さんの意見はこちらに先ほど
書いていただきました。
過度なバッシングに疑問。杉田さ
んに対する
過度なバッシングがあったんじゃ
ないかと。
LGBTは新しい概念であり、
ゆっくり変えていくことが必要だと。
秋田県に住んでいますけど、
まだまだLGBTという言葉は
浸透していません。
まずは知識を知ってもらうこと。
ここから始めなければ、
バッシングだけしていれば、
心のシャッターを閉じてしまって、
コミュニケーションがとれなくなるので、危惧します。
一般の方に対しては、
そうだと思います。
彼女は国会議員ですから、
説明する責任があるし、
激しい言葉を使ったのであれば、
説明責任があるんです。
実際に税金を使っているというの
は、
ほとんどないでしょう?
どれぐらい使われているのかということは、
はっきりとしたデータはないんで
すが、
2015年、3年前に
同性パートナーシップというのを
導入した。
認めました。
これに対する予算は、今年度予算
で
LGBTの予算というものはつい
ていないけど、
男女共同参画に含まれていると。
それが1300万円ですので、総額からすると、
0.01で、
このうちの恐らくちょっとがLGBTに使われていると。
ほとんど使ってないわけですよ。
前提から間違っているわけですよね。
勘違いですよね。
このあたりは松浦さんも、
杉田論文のここはおかしいと思う
ところじゃないですか。
ただ杉田議員が、
勘違いする理由はわかるようで、
NHKでは、
いまだに福祉枠で放送するわけです。
私たちは福祉対象なのかと思うん
ですよ。
弱者ではないんですよね。
弱者救済として、扱ってもらいたいわけではなくて、
異性愛者の方と
同じように扱っていただきたいと。
そうした中で勘違いなのではない
かと思います。
新潮45、この号で、
松浦さんが書いていらっしゃるエッセイは、
いろいろ勉強になったんですね。
それは恐らく松浦さんご自身がいわゆる杉田議員の
エッセイを見て、ああ、
この方はある種の気持ちを
代弁している層がいるんだなと。
それは松浦さんがおっしゃったよ
うに、
秋田のおじいちゃん、おばあちゃんのような方は、LGBTと言わ
れてもついていけないと。これは
大事なことだと思います。
例えばリベラルな人は、
理念でこうすべきだと言って、
移民も受け入れたほうがいいと、
寛容な社会は当然だと思うんだけど、
それは反発を招いて、
トランプ現象のようなね。
LGBTとしても、平等というか、
フェアな人たちとして、
社会として受け入れるべきだとい
うのは、
100%理があるんだけど、