使わなくなって煙突がもったいないから…
ほぉ~。
そうすると なんか…
(笑い声)
サンタクロースが あれにいるんですか?
あの上の方に 等身大のサンタクロースを
はりつけるんです。→
楽しいですよ。
どこを歩いても焼き物の町らしい風情が残る 有田の町。
実は 地形にも大きな特徴があるんです。
山が やっぱり きれいですね。ええ。
もう こちらの方にも山が…。
ああ もう すぐ山ですね。
道…。
そうなんですよ谷みたいなものですよね。
そう 有田の町は
険しい山と山の間にあるんです。
実は この地形 有田焼をつくる上で
とても役立っているんです。
その痕跡がある場所に行ってみましょう!
うん?
(鈴田)ええ なんか眺めがいいですよね。
何だろうな?
は?
今日は多いですね 先生がね。≪こんにちは。
あっ どうも こんにちは。
有田町教育委員会 文化財課の→
村上といいます。
よろしくお願いします。
(村上)じゃ こちらの方を
見て頂きたいんですけど…
なだらかに こう なってますね 岩。
(村上)あ~ よく気付かれましたね。
これは…
小屋。(村上)はい。
(村上)そうですね。
川の中に小屋を建てて一体 何をしていたんでしょう?
なんか その…
近い?
ああ そうです。
実は こういうものがあったんですよ。
(村上)で 後ろに石垣ありますよね。
それが この部分ですね。
ほぉ~… ということは→
こうなるわけですよね。そうですね。
(村上)で 水がたまると
前がコトンとなって…
そう ここで行われていたのは
陶石を砕く作業。
それには「唐臼」という装置が
使われていました。
一体どんなものだったのか
模型で再現してみました。
へえ~。
これが その粉ですね。
かぁ~ 細かいな これね。
あっ。
なるわけだ。
へえ~。
(村上)文献なんかによると…
(村上)こういう もとの岩が残ってる所を…
あ~ ありますね。
有田の川には川底に かたい岩盤があります。
有田焼づくりに欠かせない唐臼小屋の
柱が立てやすい場所だったんです。
有田の地形を見ると いくつもの火山が
密集していることが分かります。
川となっているのは
お互いの山裾が隣り合う部分。
火山から溶岩が流れ出て
流紋岩の岩盤をつくってくれたんです。
陶石を生み出した流紋岩が→
陶石を砕くことにも大いに役立っていたんですねぇ。
もう一つ その…
その秘密を ちょっと今から明らかにしに行きたいと思います。
行きましょう 行きましょう。
というわけで タモリさん再び 有田の市街地に戻ってきました。
(鈴田)レンガのことを「トンバイ」って…。
へえ~ あっ そうですか。
(鈴田)こういうのも
有田ならではの風物ですよね。
あ そうですか。
一見 何の変哲もない この階段。
これが有田焼と
どう関係しているんでしょう?
うん?
フフフフ…。休憩しながら。
それ。
(鈴田)そうそうそう。
その…。
あぁ~。
全く違いますね。
(鈴田)そうなんですね。登り窯?
「登り窯」とは
斜面を利用してつくった釜のこと。
下から火をたくことで
効率よく大量の磁器が焼けます。
この穴は 熱い空気を上に送る
通気口の跡なんです。
こういう構造ですね。