2018/11/01(木) 16:47〜17:53 ten.【寝屋川中1殺害初公判…焦点は“殺意の立証”被告の男は何語る】[字]


>>それは公判で。
>>そう話し、きょうの法廷での

発言に含みを持たせていました。
きょう始まった裁判員裁判。
山田被告は法廷に入り、
傍聴席などを見渡したあと、席に
座りました。
その後、
裁判長が証言台に立つよう指示すると、山田被告は。
>>その前に、
時間をもらっていいですか。
>>こう話し、
遺族が座っている方向にひざまずき、土下座しました。
>>3年前から伝えたかったが、
本来なら、
ご遺族の顔を見ながらすべきです
が、
遮蔽されていてできないから。
経緯はどうであれ、
自分が死の結果を招いてしまい、


本当に申し訳ありませんでした。
>>こう遺族に謝罪しました。
裁判長が何度もやめるように制止しましたが、山田被告は聞かず、
法廷は騒然となりました。
その後、
山田被告側は平田さんの死亡の経
緯について、
気が付いたら自分の手が平田さん
の首に触れていた。
そのときには死んでいたと話し、
殺意については否認。星野君については、
車の中でかなりの汗をかいていた。
気がついたら、
息をしていなかったと主張。
なんらかの体調不良で亡くなったとして、
保護責任者遺棄致死罪に当たると
訴えました。
一方の検察側は、
平田さんの首を絞めていて、
殺意はあった。
星野君の遺体は、
歯がピンク色になっていて、
首を絞められて窒息死したことを示しているとして、殺害されたも
のだと指摘しました。
法廷で被告人が土下座して始まるという波乱の幕開け。
裁判員たちは、
それをどう受け止めたのか。
審理はあすも続きます。
>>では改めて大阪地裁前の中村記者に聞いていきます。
中村さん、

これまで山田被告と接見をしてきましたけれども、
きょうの法廷での山田被告の印象
はどうでしたか?
>>そうですね、きょうの初公判、
朝の10時から私も入っていたん
ですけれども、
法廷での山田被告と接見での山田被告は非常に印象が違うというの
が率直な感想です。
接見では、
かなり大きな声で話すんですね。
かつ早口に、ある意味、こう、
じょう舌といいますか、
私たちが質問する間もないほど、ずっとしゃべるんです。
しかし、きょうの法廷ではですね、
時折、
ことばを詰まらせたりですとか、
弱々しい発言が多いなという印象がありました。
>>今後の裁判のポイントは、ど
のあたりになってきそうですか?
>>被告がですね、
殺意を否認していますので、殺人罪が成立するかが争点となります。
山田被告側は、
星野さんについては、
初めから体調が悪かったから死亡
しただけで、
殺害したわけではないと主張して
いるんです。
平田さんについてはですね、
大きな声を出してほしくなかったから、
口を押さえていて、気付くと、

首に手が行っていただけで、殺意はなかったとも主張しているんで
す。
検察側は今後、星野君の体調につ
いて、母親を証人尋問にする予定
で、
健康状態に問題がなかったかどう
か、立証する方針です。
また平田さんの救命措置も取って
おらず、刃物で切りつけるなども
してまして、殺意はあったと、真
っ向から反論しています。
裁判員らが死因や殺意をどう判断
するかが今後、
改めて今回の事件、
殺害場所も時刻も方法も分からない中で、
状況証拠を積み重ねての起訴とい
う形になったんですが、辛坊さん、
改めてこれ、
裁判員の皆さんも非常に難しい判断が迫られる。
>>難しいですね、なんで土下座