発電量が大幅に減る中→
突然
電気の…>
その時に
最深夜にございましたから→
照明をつけたり
テレビの需要で増えたんだろうと。
<情報を求める人たちが
一斉に明かりやテレビをつけ→
発電量が足りなくなったのです>
<すぐに 他の火力発電所の出力を上げ 対応しますが…>
<3時25分
地震の揺れで→
ボイラーの配管に亀裂が入って→
苫東厚真1号機が停止すると→
発電量は
全く追い付かなくなりました>
<全ての発電所が
設備の損傷を防ぐため→
自動停止>
<地震発生から18分後→
北海道全体が
ブラックアウトしたのです>
<発電量の大きい3基
全てが機能を失うことは→
まさかの事態でした>
<世界共通の…>
<電力会社に求めています>
<北海道電力も苫東厚真4号機の停止は→
想定していました>
<さらに…>
<東日本大震災の
翌年に開かれた→
安定供給を検討する会議>
<実は この場では→
4号機に加え
その次に大きい2号機が→
止まってしまった時の対応策まで
議論されていました>
<
「電源脱落が発生した場合に→
どれくらい足りなくなるか
。
どういう計画があるのか
お示しいただきたい」>
<
「発電量が大きい2基が→
同時に脱落するリスクは
非常に まれだが→
本州からの送電の活用などで→
需給バランスを取って行かなければならない」>
<その後
北海道電力は→
2基が止まってしまっても
大丈夫なように→
世界基準を上回る備えを
していました>
<しかし
今回は その想定を超え→
3基
全てが停止>
<集中立地の弱点が
露呈したのです>
<6年前の会議で質問をした
大島教授は→
こう
振り返ります>
東日本大震災で→
いっぺんにド~ンと落ちてる事象は たくさんあったわけで…。
それは
やっぱ考慮しておくべきことだったんじゃないかな→
…というふうに
私も反省含めて思いますけどね。
<集中立地である限り→
ブラックアウトのリスクは避けられないのです>
(
大島教授の声)実際に 「N-1基準」で→
世界も動いてるし
日本も そうしてるので→
別に
北海道電力さんが何か怠ったわけではない。
対応しなさいってことになると→
ありとあらゆる対策取らなきゃいけないわけで→
コストに見合わない
可能性だってある。
それは
社会の在り方とかいうことと関わって来ると。
まぁ
少なくとも病院や避難所なんかに→
自立型電源を設置したほうが
いいんじゃないかとかね→
そういう議論にも
つながると思いますけどね。
(
牛の鳴き声)
<ブラックアウトは
震源から350km以上離れた→
別海町にも被害を及ぼしました>
<家族で酪農を営む…>
<8月に出産ラッシュを迎え→