草食動物たちが戻ってきました。
捕食動物にとっては 恵みの季節です。
メスのライオンが 狩りに励んでいます。
マラと子供たちも
一息つくことができそうです。
獲物が たくさんいるので
余裕を持って狩りを行えます。
♪♪~
大きくて力の強い ヌー。
手強い相手ですが 弱っているヌーなら
獲物にできるかもしれません。
♪♪~
マラの娘たちは 今や どこへ行くにも母親についていきます。
狩りのテクニックを習得するため→
娘たちは 母親と幼いヌーの戦いを近くで観察します。
しかし 岩山にすむ メスのライオンが
いつも目を光らせています。
マラの子供たちが
初めて狩りに加わります。
♪♪~
マラは ようやく しとめた獲物を横取りされないように→
ライオンの注意をそらそうとします。
体重130キロのメスのライオンに対しチーターは40キロ。
体格では かないません。
ついに 獲物を奪われてしまいました。
マラは また狩りをしなければなりません。
♪♪~
チーターの親子は 20分以上 茂みに潜み
ほとんど動いていません。
最も少ない労力で しとめられる獲物を
探しているのです。
生まれて間もない
ガゼルの子供に目を付けました。
♪♪~
マラの子供が自分たちで初めて狩りを行います。
♪♪~
子供のスピードではガゼルに追いつけません。
様子を見ていたマラが 走りだします。
♪♪~
マラは ガゼルを殺さず
生かしたまま連れてきました。
獲物は 追いかけて倒すだけでなく→
のどを押し潰して窒息させる必要があります。
その やり方を子供たちに学ばせるのです。
ガゼルに とどめを刺します。
しかし 幼いガゼル1匹では
食料として不十分です。
もっとボリュームのある獲物を
探さなくてはなりません。
アフリカソウゲンワシが
チーターの食べ残しをあさります。
マラは ガゼルのオスに狙いを定めました。
子供だけで しとめるには 大きすぎます。
猛スピードで突進する マラ。
♪♪~
ガゼルは 向きを変えて逃げます。
マラは 尾でバランスを取りながら→
ヘアピンカーブを描いて
ガゼルを追いかけます。
最初の一撃で ガゼルの体勢を崩します。
そして 二度目の攻撃で捕まえます。
最後に しとめるのは 子供たちです。
ヌーの群れが もっと草の豊富な場所を求めて移動していきます。
ゾウは 最後に残った水たまりで
皮膚に泥を塗り付けています。
寄生虫から体を守るためです。
♪♪~
4か月がたち
マラの娘たちは1歳になりました。
母親から子供へ
狩りの指導は続いています。
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マラが飛び出します。
♪♪~
なかなか追いつけません。
♪♪~
もう少しです。
子供の1匹も ガゼルを追いかけます。
♪♪~
息切れしたマラに代わって
子供が 狩りを引き継ぎます。
♪♪~
マラの子供は ガゼルに追いついたもののしとめる技術は まだ ありません。
親子で狩りをする機会を重ね→
子供たちは自立への準備を進めていきます。
マラの娘たちは 生後14か月になりました。
1週間前に母親から独り立ちし今は2匹だけで暮らしています。
多くの場合
チーターの子育て期間は1年半ほどです。
マラの娘たちは
通常より早めに独り立ちしました。
果たして 子供たちだけで→
獲物を捕らえていくことができるのでしょうか。
(鳴き声)
ヒヒの群れがチーターの近くに移動してきました。
侵入者が近づくと ヒヒは警報を発します。
マラの娘たちは 退散するしかありません。
若い2匹のチーターは 日々 新たな障害
新たな困難に出くわします。
何度も狩りに失敗し