いようにしていただきたいと。>>ことしは冬にかけても注意が
>>では関西のニュースをお伝え
します。
>>死刑が求刑されました。
大阪府寝屋川市の中1男女を殺害した罪に問われている男の裁判。
男は最後に法廷で、
本当のことを話しましたと述べました。
>>死刑に処するべき。
>>検察官が死刑を求刑すると、
被告の男は天井を見上げました。
山田浩二被告は3年前、
大阪府寝屋川市の中学1年生星野
凌斗君と、平田奈津美さんを殺害
した罪に問われています。
これまでの裁判で、山田被告は、
平田さんについて、
騒いだので口を押さえていたら、
手が首に行って急に動かなくなっ
たと述べました。
また星野君については、
寒くもないのに、
急に震えだして、
気が付いたら息をしなくなっていたと述べ、2人に対する殺意はな
く、
殺人罪は成立しないと主張しています。
きょうの裁判員裁判で、
検察側は初対面の2人を殺害し、
極めて悪質と指摘しました。
>>星野君は遺体の状況から、
首の両側を数分間絞め続ける行為
が必要であり、
殺意が認められる。
>>平田さんは、
口封じのために殺害したと推認さ
れ、
動機は自己の保身のためで、
全く酌むべきところはない。>>さらに、
山田被告の説明では、
平田さんが仲のよかった星野君の遺体の遺棄を手伝うと言ったり、
自分を縛りつけた被告と一緒にい
たいと言ったと話したりするなど、
被告の弁解は、荒唐無稽で明らか
なうそ。
全く信用できないと指摘。
被告は何度も服役し、
人を傷つける行為は加速していて、
とうとう殺人という行為にまで及んだ。
もはや後戻り不可能なところまで
深まっており、更生は困難として、
死刑を求刑しました。
山田被告の弁護人は最終弁論で、
星野君の遺体の解剖医は死因不明
と判断していて、窒息死とはいえ
ない。
平田さんを口封じのために殺害し
たのなら、
見つかりにくい柏原に遺体を遺棄するのが普通で、
高槻まで運ぶ必要はなく、
合理的な思考ができていないことからも、心神耗弱状態だったと反
論。
星野君については無罪を主張。
平田さんの事件は、
傷害致死にとどまるとして、懲役12年が相当だと主張しました。
山田被告は最後に意見を求められ
ると、
死亡した2人に謝罪。
>>平田さんと星野君に対しては、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私は法廷では、当時の記憶に基づ
いて、
本当のことを話しました。
>>2人を殺害したという直接的な証拠はない中、
裁判員は山田被告の供述をどう判
断するのでしょうか。
裁判員にとっても重い判断となり
ますね。
>>そうですね、
やっぱり殺意があったのかなかったのかというのが、
この裁判の争点になって、結局、
はっきりとしたことは分かっていないんですけれども、一連の法廷
の中で、
はっきりと分かったことがあると思うんですね。
それはもともとこの山田被告と、
この亡くなった少年、
少女は、全く何の関係もなかった
ということですね。
この被告に出会いさえしなければ
死ぬこともなかったということは、
はっきりしたと思うんですね。
ですからやはり、
これは無差別という見方がやはり
できると思いますので、
この事実の重みというものをやは
り裁判員、裁判所は、どういうふ
うに判断して、判決を導いていく
のか、
そこは大きなポイントの一つにな
ってくるんじゃないかと思います
ね。
>>では次です。
>>京都市バスの男性運転手が、