早速 鑑定してみましょう。(宇佐見)ええ。
栗山家の玄関で見つかった
防水塗料が→
[外:DCF8485387ADE7A089A698E7BA3AFD3F]沢希さんのパート先で
使われている塗料と一致したわ。
[外:DCF8485387ADE7A089A698E7BA3AFD3F]沢希が栗山先生の家に
行ったという事か?
その可能性が高い。
彼女は 栗山先生に悪い母親と言われて→
腹を立てていた。
だが それで 殺しまでするか?
どうした?
このバッグ…。
栗山陽菜… 栗山先生の娘さんか。
私立の名門小学校に通ってるって聞いたが 大したもんだな。
ん…? 同じものに見えるが…。
[外:DCF8485387ADE7A089A698E7BA3AFD3F]沢希さんの息子が作って→
フリマアプリで出品された
バッグよ。
えっ…?
栗山先生は フリマアプリで子供たちの作品を売る希さんを→
悪い母親と批判していた。
でも 先生の娘はその作品で賞を取っていた。
[外:DCF8485387ADE7A089A698E7BA3AFD3F]沢希が この事を知れば→
それこそ殺しの動機になるかもしれないな。
(栗山陽菜)ごめんなさい!
バッグを買ったのは私です…。
(栗山)
陽菜 どうして そんな事を…!
お父さん。
怒らないから正直に話してくれる?
(陽菜)毎年 手芸教室の展示会に
参加してて…。
ママに 「うまいね」って
褒めてもらうのが嬉しかった。
でも 今年は うまく作れなくて…→
どんどん焦っちゃって…。
フリマアプリで買ったバッグを→
自分の作品として提出したんだね?
展示会で褒められると
つらくて…。
それに
優秀賞までもらっちゃって…。
(陽菜の声)この間の土曜日
ママに本当の事を話した。
土曜日?
事件の前日だな。
本当に ごめんなさい…。
陽菜ちゃん フリマアプリの使い方よく知ってたね。
ママが やってたから。
ママが?
(亜美)栗山先生のスマホの
データを調べていたら→
陽菜ちゃんの言ったとおり→
フリマアプリを利用していた事がわかりました。
でも 先生のスマホに→
フリマアプリ入ってなかったんだよね?
(亜美)アプリを消去してたみたい。
なんでかは わからないけど…。
つい最近も
子供服を出品しているわね。
(呂太)陽菜ちゃんが
着られなくなった服を→
売ったんだね。
(亜美)うん。
すぐに買い手がついて
事件の日の午後→
このアプリから
宅配便の手続きをしています。
栗山先生は 殺される直前に
荷物を出していた…。
土門さん
調べてほしい事があるの。
どうしたの?
(亜美)うん…。
(配達員)そのお宅なら→
日曜の夕方に荷物の集荷に伺いました。
午後4時25分ですね。
その時奥さんの様子に→
変わったところは
なかったですか?
どうだったかな…。
ちょっと 慌ててるみたいでした。
段ボールに封がしてなくて
私が粘着テープを貸しました。
「ありがとね 兄ちゃん」
なんて言われて。
「ありがとね 兄ちゃん」?
ええ。
あの… 奥さんというのは→
この人ですよね?
あっ いえ 違います。
えっ…?
全然違う人です。
茶髪で もっと砕けた感じの。
もしかして この人ですか?
ああ! そうそう。
ありがとね 兄ちゃん。 よろしく。
では お預かりします。
「事件当日 あなたは→