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女子では世界初の大技を決め、
一躍注目を浴びる存在となりました。
世界の頂点を目指す紀平さん。
ところが、シニアデビューとなった今シーズン、
大きなルール変更がありました。
出来栄え点の加点・減点の幅が大きくなり、
美しいジャンプが決まると大きな
加点がもらえる一方、
失敗すると減点も大きくなります。
つまり、トリプルアクセルを跳ぶリスクが、
より大きくなったのです。
トリプルアクセルとともに歩んできた日々。
彼女が出した答えは・・・
グランプリシリーズデビュー戦まで、あと6か月。
紀平さんが、門を叩いた人物がい
ます。
ジスラン・ブリアンさん。
オリンピック連覇を果たした、
あの羽生結弦選手のジャンプ専門
コーチです。
紀平さんは、既にトリプルアクセ
ルを成功させていましたが、
さらなる質の高さと安定感を求め、
教えを請いました。
踏み切る姿勢や方向、タイミング
など、
細かいところまで、一から見直し
ました。
今までと違う跳び方に苦戦する紀
平さんでしたが、
ブリアンコーチは、可能性を感じ
ていました。
トリプルアクセルへのこだわりは、
こんなところにも。
スケート靴の調整。
「なんかでもまだこうなってる気がする」
こだわりの強い紀平さん、作業が
2時間以上に及ぶことも・・・
この日はエッジの位置と角度を入
念に調整しました。
ブリアンコーチの指導、そしてス
ケート靴へのこだわり。
紀平さんのトリプルアクセルは、
シーズン開幕を前に、
より安定感のある美しいジャンプ
になりました。
注目のグランプリシリーズデビュ
ー戦、NHK杯。
「紀平梨花さん、日本」
ショート5位で迎えたフリー。
女子では彼女だけが跳べる大技、
トリプルアクセル、トリプルトウループの
コンビネーションジャンプを決め
ると、
2本目のトリプルアクセル。
完璧な演技で世界歴代2位の高得点を叩き出し
逆転優勝!
グランプリシリーズ初出場初優勝の快挙を成し遂げました。
勢いに乗って臨んだ2戦目、フラ
ンス大会。
時差や現地の環境に適応できず、
トリプルアクセルを決めることができません。
それでも大きなミスなく演じきり、
2大会連続優勝!
世界の上位6人だけが出場できる、
グランプリファイナル進出を決めました。
きょう、フランスから帰国。
気持ちは既に、来月のファイナルに向かっていました。
ビニールテープ2枚分ぐらいの厚
みを
変えただけで、感覚が変わってい
ると。
すごいですね。
歩いているうちにずれちゃうんじゃないかというぐらい。
やっぱり16歳、大変だなと思い
ますね。
この年で、頂点をきわめるかとい
う。
若いから、怖さがないみたいなと
ころがあると思いますけど、
これから厳しくなると思いますの
で、
ぜひ乗り越えて頑張ってほしいで
す。
トリプルアクセルというのは特別
に難しいジャンプですから、
それだけにこだわりも強いと。
日本国内の競争もすごく激しいじゃないですか。
そういうところでも、心理的な
プレッシャーもあるだろうし、
梅の名所京都の北野天満宮で
「大福梅」の袋詰めが始まりました。
元旦に、白湯に入れて飲むと
1年間、無病息災に過ごせるとされる「大福梅」。
甘酸っぱい香りがほのかに漂う中、
巫女さんたちはお正月に飾るシダの葉とともに
詰めていきます。
「大福梅」は来月13日から、
参拝客に授与されるということで