♪♪「花束を君に」
心を揺さぶるメロディ-と
深く刺さる歌詞。
独自の表現を切り開き
世の中を驚かせ続けてきた。
♪♪「きっと山ほどあるけど」
宇多田さんは どのようにして曲を生み出しているのか。
その一端が 今回 自ら撮影した
自宅の映像にある。
(キーボード)
(キーボード)
(キーボード)
♪♪~(パソコン)
♪♪~
(キーボード)
♪♪~
♪♪~(キーボード)
♪♪~(パソコン)
(キーボード)アーアー。
(キーボード)
(キーボード)ウーウー。
(キーボード)
アーアー。
(キーボード)
(キーボード)
♪♪~(パソコン)
♪♪~(パソコン)
それは 自分の中にある
「何か」と向き合う→
極めて孤独な作業だ。
♪♪~(パソコン)
今回のアルバムで 宇多田が
特に苦しんでいる曲があった。
仮タイトルは…
この曲を作り始めたのは3年以上も前になる。
それは 前回のアルバムを
制作していた頃。
宇多田は このアルバムで→
亡くなった母歌手の 藤 圭子さんへの思いを→
かつてないほど
ストレートに歌った。
だが この曲は
そのテーマに収まりきらず→
持ち越してきたという。
♪♪~
「Ghost」は 自分を
一歩先に進ませてくれるはず。
しかし その思いとは裏腹に
曲作りは難航していた。
♪♪~(「Ghost」)
♪♪~
♪♪~(パソコン)
う~ん。
♪♪~(パソコン)
(キーボード)
う~ん。
突然 1冊の本を手にした。
♪♪~(パソコン)
それはロシア出身の作家→
ウラジーミル・ナボコフの
小説に記された詩。
主人公の詩人が→
家族や自分の死について考えを深め→
やがて
死を超越した世界を→
信じるに至る。
♪♪~(パソコン)
♪♪~
(朗読)
♪♪~
地獄のフタを 開けていく。
♪♪~
(朗読)
♪♪~
♪♪~
宇多田が 探し求めるもの。
♪♪~
♪♪~
スタジオレコーディングのある日。
≪じゃ 後ほどだね。
宇多田さんは言う。
「スタジオは
自分にとって特別な場所」だと。
♪♪~
ララララ ララララ ラー。
♪♪~
ララララ ララララ ラー。
♪♪~
ララララ ララララ ラー。
1983年 宇多田さんは
歌手 藤 圭子さんと→
音楽プロデューサーの父→
宇多田照實さんとの間に生まれた。
家族の暮らしは音楽を
中心に回っていた。
宇多田さんは物心つく前から
スタジオで→
両親が作業する傍ら
ごはんを食べ 眠った。
父がニューヨークを拠点に