(槇納)ちょっと短くして。
迫力がありました。

(槇納)読んで頂いたのは→
三浦綾子の「泥流地帯」という小説の
一節になるんですけれども→
先ほど申し上げました…
上富良野を襲った泥流は雪山ならではの災害です。
噴火によって崩れ落ちた熱い岩などが
山肌の雪を一気に溶かします。
大量の雪どけ水が
岩や土砂を巻き込み→
木をなぎ倒しながら山を下り
「泥流」となって麓に襲いかかったのです。
こちらをご覧頂きたいんですけれども…
あぁ この辺か?(槇納)そうですね 川沿いに住んで…。
その大正15年の噴火でですね…。
あぁ~。これは重ねたものなんですが。
そのとおりなんです。
その時の写真っていうのがございましてこちらなんですけれども…。
う~ん あっ すごいね。


これは民家なんですけれども→
もう屋根しか見えない状態まで
埋まっていて この流木…。
流木がすごいね。
最も被害の大きかった 上富良野。
時速60キロの泥流が一気に押し寄せ→
犠牲者は144名にも及びました。
はい そのとおりです。
はい そのとおりです。
余計ひどくなっちゃったという…。
うん うん。
(槇納)はい そのとおりなんです。
そうなんですか?そうなんですね。
ご覧下さい。
はい。
(井上)どうぞ ちょっとご覧下さい。
(井上)そうなんです。しかかってるけど 全部枯れてますね。
茶色くなっちゃってますね この辺りとか。
硫黄って…
硫黄は酸性が強く 土壌の養分を破壊。
植物が育たなくなるんです。
その酸性の強さとは…。
うわ~ すごい!
すごいね これは。
こんなになるんだ。
そうですね
泥かきっていっても その泥…。
できないよね。
どこに持ってく?って なっちゃいます。
そのヒントがですね…。

はい。
3つの層があって。
あの黒い上。
あれは だから…
えっ!
そうなんです。
泥流に覆われた田畑の面積は…
その田畑を再生させるため
上富良野の人たちが講じた対策とは…。
なんと 泥流を免れた近くの丘を削って→
新しい土をかぶせていったんです。
作業は トロッコを使っての人力。
全てを元に戻すのに8年もかかりました。
(槇納)はい。
あぁ~ そうなんですかね。
…ということでしょうね。
はい。
それでですね…
あっ そうですか。
(タモリ 林田)こんにちは。
(2人)こんにちは。
今 泥流の話 聞いて…。
大変だったですね これね。そうですね。
諦めた方も 当然
たくさんいたわけですけども。
その気持ちも分かりますよね。
あの泥流 見たら もうやっぱ これダメだと思うでしょうね。
ただ やっぱり…
そうでしょうね。
再び 稲が根を張るように…。

その一心で復旧作業を続けた上富良野の人たち。
自分たちの手で
「富良野の福」を取り戻したんです。
ところで 「富良野」といえば…。
やっぱりラベンダーですよね。
富良野を舞台にしたテレビドラマ
「北の国から」でも→
度々登場していました。
この紫色の花畑に憧れて年間100万人以上が訪れるんです。
そこでタモリさんが向かったのは
ラベンダー畑のある中富良野町。
実は この人気観光地も
残りモノがもたらした福だったんです。
ラベンダー畑にお詳しい方が
おりますので ご紹介します。
あっ どうも よろしくお願いします。
富田 均と申します。
どうぞよろしくお願いします。
(笑い声)
じゃあ 早速なので

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ikatako117

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