（雪篷）何じゃ わいたちゃ！？
私どもは 西郷陸軍[外:725B24C5997D38268FD2127520E5B3E8]代理の命を受け
参った次第でございます。
（琴）信吾… 信吾じゃ。
西郷隆盛と その一党は 今や賊軍。
陸軍[外:725B24C5997D38268FD2127520E5B3E8]代理の命により
皆さんを軍が保護します。
すぐに支度を整え 私どもと同行願います。
（糸）私たちは 西郷隆盛の家族！敵の世話にはないもはん。
そんとおりじゃ 義姉さぁ。
戦に夫を送り出した→
妻たちの心意気じゃ！
お前らにも分かっどが！
西郷隆盛の息子も うちの息子も
戦っちょっとじゃ！→
敵方の世話になど なっはずがなか！
どうか お引き取りを！
行くぞ。
（雪篷）政府軍を追い返すとは→
西郷家の女子は恐ろしか。
（園）義姉さぁ。（菊草）母上。
あ～ 怖かった…。
琴さぁ。
今度は 何者じゃ！？
久武様！驚かせて すまん。
武器や食い物を かき集めるために
ひそかに舞い戻ったとじゃ。
みんなは…
みんなは 無事でございもすか！？
そいが…。
小兵衛が死んだ。→
菊次郎たちを守るため…
立派な最期じゃった。
小兵衛…！
小兵衛が…。
菊次郎も 脚を撃たれた。→
そいを伝えるために 立ち寄ったとじゃ。
久武様 連れていってたもんせ！
（久武）ないを言うか！？お願いいたしもす！
私を 菊次郎さぁのところへ！
＜８月 私は前線を離れ延岡で治療を受けていました＞
菊次郎さぁ。
菊次郎さぁ！ 分かいもすか？
熊吉…。
はい… 熊吉でございもす。
よかった！ よかった…。
♪♪～
脚が… なか。
お命を助けるには→
こげんするしかなかっとでございもす。
どげな手を使っても生かしてやってくれち→
お父上も申されもした。
＜西郷軍は 戦い続けました。→
…が
圧倒的な兵力を擁する政府軍を前に→
当初 ２万いた兵の数は
３，５００人までなっていました＞
飫肥隊 高鍋隊に１００人ほど送れ。
はっ！
先生！ 右翼が突破されもした。
これ以上は危なか。
（新八）吉之助さぁ 危なか。 下がりもんそ。
（桐野）先生。
待て！
＜残り僅かとなった西郷軍は→
ついに 延岡に程近い
俵野まで追い詰められました＞
おやっとさあでございもす。
おはんら 帰ったど。
よかよか おいがやっで。
（別府）おいが。晋どん。
（別府）あ～っ…。
あの～。
はい？
ご無礼ながら→
皆様に召し上がってもらおうと
お持ちいたしました。
ほんのこいな！ そいは すんもはん。
何を何を！ 世直しんために皆様が戦うて下さっちょる！
ありがたいこってす。
あいがとさげもす。[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の西郷様っちゅう方は→
それは偉い御方じゃと聞いちょります。
そん西郷隆盛はおはんらの目の前におっど。
どうも。
（一同）ああ～っ！よかよか…！ よかで よかで。
うんまか。
こいで また戦えっど！ なあ？じゃじゃ！
すまんかったのう。
おはんらとは ここでお別れじゃ。
ゴジャも こっち来んか。
ほあ！
達者での…。
（辺見）先生！ 明日は久しぶりに政府軍に一泡吹かせてやいもんそ！
（一同）おう！
やっでやっど！
（熊吉）ああ～ 若さぁ。→
ご無事で何よりでございもした。
菊次郎さぁも こんとおり
無事でございもす。
おはんら ちょっ座ってくいやい。