高い跳躍につなげています>
え~!
<そして このあとの回転にも 秘密が…>
<空中では
体に遠心力が働いて→
頭と足が
逆方向に引っ張られます。→
この状態から
膝を伸ばしたまま 体を起こすには→
50キロもの おもりを抱えて起こすのと
同じ力が必要です。→
この技ができる選手は ほとんどいません>
へえ~ そうなんだ。
<それを 航選手は→
人並み外れた腹筋の力で可能にしているんです>
なるほどね。
冨田コーチですけども→
現役時代… アテネっていったら
これぐらいは できた感じですかね?
これぐらいは 全然できないですね。
(笑い声)
全くですよ。
<一方 弟の翔選手の特徴は→
兄の「剛」とは対照的な
「柔」の力>
<あん馬は 旋回する時に勢いがつき過ぎて
ミスにつながることが多いんですが…>
<翔選手は 比較選手より
旋回の速度が3割ほども遅く→
一つ一つの技を


大きくダイナミックに見せ→
高いEスコアにつなげていました>
う~ん 本当だ。
<それを可能にしていたのが→
股関節を ほかの選手より25度大きく180度も開ける柔軟性です>
開いてる 左右の開脚度が大きい。
あ~!しっかり 脚が開けてるっていう…。
股関節の使い方の
すごい巧みさで→
股関節で バランスをとって→
この技を成功させてるというかたち します。
<実は この股関節の可動域こそが→
抜群の安定感を生む鍵>
<例えば この 重心が傾きかけた瞬間→
多くの選手は修正できずに倒れてしまいます>
<でも 翔選手は 瞬時に脚を開くことで
バランスを保ちます。→
通常 ここまで脚が開かないため→
重心のずれに対応できないのです>
すっごい! すごいね。
すごい能力だと思います これは。
うん それぞれにね…。
それぞれ 特徴があるでしょ?はい。 どうですか? これ。
真似しようと思っても できない域に
達してるじゃないですか。
って 私は思ったんですけど。
…ぐらい 皆さんが→
多分 世界が真似したくても
できないじゃないですか。できないです。
オリジナリティーがありますよね。


人ができない… ねえ。
(笑い声)
楽観的な人だな! あなた。(笑い声)
3人に聞きたいのは…
(笑い声)あんな着地ばっか見てるとさ… する?
あんまり しないんだ?
人による?(笑い声)
人によるって どういう…?
じゃあ ねんざする人は するんだ?やっぱり。結構 する人…。
あっ 3人は しないのね? あんまり。
(一同)え~!
(笑い声)
そうか そうか…。
ごめん ごめん…。
翔選手…
はい。
えっ まさか それを のせんの?開脚で。
はい。
え~ マジで?
しかも 若干 開いてます。
開いて?
えっ…。
うわ~!すご~い!
どこに効きますか?
ここです。
へえ~ ちょっと伸びてるって感じ…?
これが… 限界。
いや~ でも…。
限界っつっても もう だって…
ありがとうございます。

ありがとうございます。
(笑い声)
プリンス 内村…。
あっ…。
(笑い声)こんなもんですよ。
あ~ イタタタ…。
いやいや…。
こんなに高いんだね。
ね~。平行棒って。
ここから回るって すごいことよ。