山形と家族のいる埼玉を往復する日々。
週の半分は ホテル暮らしです。
そんな杉本さん[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
どうしても
新しい がん検査を広めたい[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
強い思いがありました。
一緒に研究していた仲間の医師をがんで亡くしていたのです。
かっこいい言い方すると
やっぱり[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
使命感がありますね。
9月下旬杉本さんが勇んで東京へ。
千載一遇のチャンスが
舞い込んできたのです。
勝負のときです。
唾液1滴のがん検査を広めたい[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
訪れたのは
保険業界大手の日本生命。
今回 社員を対象に[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
唾液がん検査の体験イベントを開いてくれました。
この試みで成果が出れば
日本生命が[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
一般契約者などに向けた
新サービスとして[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
採用を検討してくれることに
なっていました。
現在[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
唾液がん検査を一気に普及させるチャンスです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
続いて行われた打ち合わせ。
ここで一転 厳しい注文が…。
杉本さんの表情が変わりました。
それは…。
お願いをしています。
価格とともに指摘されたのは検査方法。
現在は 唾液の鮮度を保つため[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
マイナス15度で冷凍し山形まで運んでいます。
これが
手間もコストもかかる原因でした。
杉本さん
すでに打開策を考えていました。
じゃあ もうすぐ…。
そうですね お願いします。
これは[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
いったい 何を作ろうというのか。
杉本さんが
3Dプリンターで作ったものを[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
本社に持ち帰ってきました。
冷凍しなくても常温で運搬可能な[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
新しい容器の試作品です。
蓋の部分にストローをさし唾液を出します。
すると唾液が鮮度を保つために
入れておいた薬品と[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
中で混ざる仕組みです。
更に これも[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
最大の問題は この方法で
正確な検査ができるのかどうか。
左は 冷凍保存しておいた唾液。
右は 同じ唾液を薬品と混ぜ[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
常温で1週間 保存したものです。
1週間 保存したのは[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
全国から届くことを
想定してのこと。
冷凍したものと
違いがないか調べます。
結果が出ました。
ほぼ同じ波形でした。
これで 常温で唾液を
運搬できる可能性が[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
広がりました。
サリバテックに慌ただしい動きが…。
やってきたのは
一台の大きなトラック。
杉本さんの
もう1つの秘策を[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
運んできたのです。
唾液による がん検査を開発した[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
本社に トラックが到着しました。
積んであったのは[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
杉本さんが
待ち望んでいたものです。
それは 分析作業を自動で行う
最新の装置。
処理能力は
これまでの20倍に上がります。
本格稼働は 2か月後の予定。
これで 2割のコストダウンを狙います。
一方 尿1滴で
線虫が がんを見分ける[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
あの検査にも
大きな動きがありました。
ここは オーストラリア。
クイーンズランド州の首都 ブリスベン。
HIROTSUバイオサイエンスの広津さんが
やってきていました。
訪ねたのは[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
もともと[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
グッドモーニング。
マイ ネーム イズ タカアキ ヒロツ。
出迎えてくれたのは