ると話す。
なぜ男は、これほど大量のクレジ
ットカードを、持ってきたのか。
「かわいいんだね」
実はこの男、クレジットカードマニアなのだ。
使用期限がきれたカードも肌身離
さず持ち運んでいるという。
検査の結果、男が持ち込んだ中に、
偽造カードは見つからなかった。
税関では、去年から、
偽造クレジットカードの摘発が急増。
実は日本は、カードに対するセキ
ュリティーが、
海外と比べて甘く、国内で、
偽造カードを使ったブランド品の不正購入が相次いでいる。
続いて、大量の荷物を持ち込む女
が。
段ボール類はひとまずX線検査へ。
手荷物の確認が始まった。
きれいに包装された箱。
クリスマスプレゼントなのか?
すべての持ち物を次々とX線で検
査していく。
映ったのは、怪しげな大量の影だ
った。
女は曖昧な説明を繰り返すばかり。
段ボールを開けると、同じ包装がされた箱が続々と。
入っていたのは。
女は、何も答えようとしない。
タバコの密輸は、中に薬物を隠し
ているケースがあり、
詳しい検査が必要になった。
結局、違法薬物は見つからなかったが、
女の持ち物からは、大量のタバコ
が出てきた。
この女のように、税関に申告せず、
貨物を輸入する場合、
5年以下の懲役、
又は1000万円以下の罰金が科される。
女は、到着ロビーで落ち合うはず
の夫に
罰金を払う金を借りようと探しに
行くも。
なかなか見つからない。
およそ2時間半後、ようやく女は夫と連絡がとれ、
罰金を支払った。
鳥インフルエンザなどが、侵入しないよう、
海外からソーセージなどの肉製品
の持ち込みは
禁止されている。
職員もげんなり。
不正持ち込みは後を絶たない。
没収されたものは、どのように処分されるのか?
今回、特別に、テレビカメラの撮
影が許可された。
ん?輸入禁止の果物をカットして
いるようだが。
没収した果物などの検査は、なん
とすべて手作業。
日本に侵入していない病気や害虫
を水際で防ぎ、
日本の農業や自然を守っていた。
多いときには1日で200キロの果物が持ち込まれ、
去年1年間での病害虫の発見は、64
2回にのぼる。
最終的には、高温高圧で処理され、
病害虫を完全に死滅させていた。
その頃税関の検査場では。
日本に何度も訪れている男。
慣れた様子で、荷物の検査を受け
ていたが。
スーツケースの奥を探ると
電子タバコがいくつも出てきた。
スーツケースの下蓋に隠すという、
悪質な持ち込み。
男は、正直に、タバコのことを話
し反省の様子が見えたため、
今回は、厳重注意とした。
税関では、ありとあらゆる不正持ち込みに
日々目を光らせている。
税関職員たちの取り締まりは、今宵も続く。
1日に何十万人という人が
入ってくるこの世の中で
果物を手作業で
カットするというのはね。検疫があるから、
危ないものの持ち込みが
阻止されるわけですね。
今問題になっている豚コレラ、
よそからしか
入りようがないわけですよね。
そうすると、
あそこでとめてくれてないと。
実際に病害虫、
ああいったものも
640件以上も見つかっているという。
びっくりしましたね。
全部見つけてくれているという事
になるわけですよね。
実際に金の密輸は
京都の東本願寺で、1年分のほこり