2019/01/06(日) 13:50〜15:05 あの日 あのとき あの番組「象徴天皇 素顔の記録」[字]

♪♪~
こんにちは。 平成最後の年が明けました。
平成も残すところ4か月。
「あの日 あのとき あの番組」では
平成の30年間を振り返り→
どんな時代だったのかを
見つめてまいります。
1回目の今日は
国民の象徴として歩んでこられた→
天皇皇后両陛下の日常を取材した
貴重な映像をご覧頂きます。
今から10年前の平成21年→
お二人が ご結婚50年を迎えられた日に放送された→
「NHKスペシャル
象徴天皇 素顔の記録」です。
天皇皇后両陛下のお住まい 皇居 御所。
この春 私たちは お二人の日常を取材することができました。
あっ あそこに鵜がいる。
川鵜。どこでございますか?
見えない? あそこ。
もうちょっと向こうか。
黒いの。 黒いの。 あそこよ。
ああ 見えるわね。真っ黒いの。
(皇后陛下)黒いの撮れます?
(天皇陛下)川鵜ね。
(皇后陛下)広げてね。
(天皇陛下)うん 広げてね。
(天皇陛下)川鵜っていうのは
羽が茶色いっていうけど→
これ見ると 確かに茶色いんだね。


そうでございますね。
頭… 首の辺りは黒い。
真っ黒かと思ってましたけれど。
お手を お拭きになります?
うん 大丈夫 大丈夫。
よろしい?
うん。
(皇后陛下)お手が 少し。→
まだ?もう結構 大丈夫よ。
皇居に春を告げる野草
野蒜です。
こんな大きい。
結構 大きいんじゃない。
(取材者)陛下 お見せ頂いても
よろしいですか。 どのぐらいの…?
こんな…。 大きいでしょう。
(取材者)どのようにお召しになるんですか?
これはね 酢みそでね つけて 頂く。
まだ 採ってらっしゃる。
これも立派よ。 なかなか。
立派でございますね。 本当に。
ちょっと 泥を取りましょうか 少し。
先ほどのと どちらかというくらい大きゅうございますね。
これの方が大きい。
イチイ。イチイで ございましたね。 イチイは…。
ご結婚から50年。 そして 即位から20年。
私たちは お二人のことを→
どれだけ知っているでしょうか。
日本国憲法。
第一条で 天皇は 日本国民統合の


象徴であると定められています。
天皇陛下は
即位の礼が行われた平成2年→
象徴天皇の在り方について
次のように述べられています。
日本国憲法に→
定められている→
日本国の
象徴であり→
日本国民統合の
象徴として→
現代に ふさわしく→
天皇の務めを果たしていきたいと→
思っています。
♪♪~
昭和から平成へ。
新しい皇室は→
どのように
築かれてきたのか。
ご結婚から50年を迎えた今日→
初めて明かされる 象徴天皇の姿です。
東京都千代田区千代田1番 皇居。
憲法が定める象徴天皇の仕事とはどのようなものなのでしょうか。
住まいの御所から
公務を務める宮殿へ向かわれる→
お二人です。
お世話をする侍従と女官それに 護衛官が付き添います。
御所から宮殿までは 700m。
健康維持のため→
10分かけて歩かれています。

宮殿 表御座所 菊の間。
ここが 天皇陛下の執務室です。
内閣から届けられた法律や条約に→
目を通された上で署名。
そして 印を押されます。
内閣の助言と承認によって行われる
国事行為です。
丸の内のオフィス街から
皇居へ向かう馬車。
乗っているのは→