（香織）≪未来なんていらないそう望んだのは 私…≫
香織…
うん？
愛してるよ
もっと愛して…
今だけでいいから
（冬木）ニューヨーク支社からデザイナーが１人異動してくる
（東雲）
今日からデザイン課に配属になった東雲です
デザインを見て頂けませんか？
≪完璧だこんなデザイナー 初めて≫
あなたは部長が自分のことを
思ってくれていると信じているから
強いストレスを感じながらも
受け入れてしまう
なんで そんなズカズカ
人の心に踏み込んでくるの？
何が目的!?
もっと自分らしく生きるべきではありませんか？
（泣き声）
♪♪～
あっ 勘違いしないでくださいね
俺は相変わらず前島さんのことは嫌いですから
えっ？ えっ… そこ念押すとこ？
早くその目から流れている液体を拭いてください
な… 涙です
では
はぁ？ 何なの？
別に… 私も嫌いだし！
≪「嫌い」と口にすると
胸がチクリと痛んだ≫
≪この時 私はすでに
彼のわなに はまり始めていた≫
（冬木）じゃあ ニューヨークから
本社に戻ってきた
わが社のエース・東雲くんの
歓迎会ということで…
ちょっと待った！
え～ わが社のエースは
この小野となっております
あ～ 君… 何だ？ 東雲くんだっけ
小野さん うるさいです
（一同 笑い）（小野）あっ そう？
じゃあ 東雲 ひと言
はい
え～ お客さまのために
皆さまと一緒に
また日本で頑張りたいと
思ってます よろしくお願いします
乾杯！
（一同）カンパーイ！
乾杯
お疲れさまです
よろしくお願いしまーす！
その角度の握手やめろ
お邪魔しまーす！
来たよ…
東雲さんって
彼女とかいるんですか？
いえ
え～ 意外！
ほんとはいるんでしょ？
千夏 めっちゃアピってますね
部長 レモンサワーでいいですか？
ああ
（礼子）すいませーん
すいません！
このあと いつもの所で
えっ？
あっ… 今日はちょっと…
うん？
すみません ちょっと疲れてて…
≪どうして断るんだろう？≫
あぁ そう じゃあ 早めにあがって
ゆっくり休んで
♪♪～
≪拓馬さんの声が冷たかった≫
≪今すぐ拓馬さんの所へ
行きたくなる≫
♪♪～
あなたは まだ分からないんですか何の話？
不倫を続けても
あなたが傷つくだけだと
教えて差し上げましたよね？
なのに なぜやめようとしないんですか？
これは私の問題でしょ？
あなたには関係ない
いいえ 俺はあなたが
本当に苦しんでることを
知ってしまった
あなたは部長に束縛されて喜んでいるのかと
思っていましたが
そうではなかった
俺は才能ある
すばらしいプランナーを
不倫などという くだらないことで
潰したくはない
なんで？
≪分からない≫
あなたは