とですよね。
まだまだ自分の目指すところが先
にあるということだと思います。
>>本当に楽しみです。
(男性)さあ いらっしゃい いらっしゃい!
(女性)いらっしゃいませ~。
こぼれ落ちるイクラに…→
カニ。
いっぱいの海の幸。
そして 甘~いジェラートや…→
スイーツの数々。
北海道物産展は
デパート業界屈指の人気イベント。
開催中
百貨店の来場者数は大きく増加し→
他のフロアの売り上げも伸びるという。
この北海道物産展に人生を懸ける男がいる。
その手腕にライバルたちも一目置く。
まだ見ぬ食材を探し一年中 北海道を駆け巡る。
そして 食べて 食べて…→
食べまくる。
バイヤーのスペシャリスト その奮闘記。
朝5時すぎ 本田大助が札幌の自宅から現れた。
関西 兵庫出身の本田。
15年前に転勤し 以来この地で働いている。
オフィスに向かう前に
本田は よく市場に顔を出す。
ここで まず 旬の食材の
最新情報を押さえる。
足しげく通うことで
業者と顔なじみになり→
市場に出回らない
より深い情報までキャッチする。
ありがとうございます。
本田が勤めるのは全国に店舗がある大手百貨店。
その札幌店の一角に本田の机はある。
本田は業界唯一の 北海道に在住し→
北海道物産展のみを専門に行う
百貨店バイヤーだ。
全国各地で この百貨店グループが開く
年18回の北海道物産展。
その各回のチラシの写真から
商品のキャッチコピー。
そして 新商品の発掘や開発まで
本田は任されている。
この日は
東京 上野店の社員とテレビ会議。
2か月後に予定されている
物産展について話し合う。
だが バイヤー本田の主戦場は
このオフィスではない。
それは 広い北海道全域だ。
ある日本田が張り巡らしている情報網に→
まだ 誰も扱ったことがない
ある魚にまつわる話が引っ掛かった。
それは サケ科の淡水魚 イトウ。
戦後 数が大きく減り絶滅危惧種に指定されている。
イトウは 脂がのった美味な魚。
この地でも明治時代までは食されていたが→
次第に その文化が
なくなっていったという。
そのイトウを この阿寒で
養殖する人がいるという。
養殖場は 阿寒の町から
車で1時間ほど走った→
深い森の中にあった。
30年前から イトウの養殖を手がけてきたという男性に会うことができた。
イトウは 低温で極めてきれいな水で
なければ育たないという。
しかも 稚魚から
出荷できる大きさになるまで→
実に5年以上もかかる。
新たなモノと出会ったとき本田がバイヤーとして大切にしている→
姿勢がある。
本田は 逢坂さんが語るイトウへの情熱や→
土地と魚の歴史に耳を傾けた。
今後 イトウを取り引きすることで話がまとまった。
本田は 年間100日以上 北海道を飛び回る。
この日 本田の姿があったのは→
札幌から北へ250キロ 利尻島。
そして この地のラーメン店と商談しているとき ある情報を得た。
本田は急遽 予定を組み直して
滞在を1日延ばし その店に向かう。
(本田)こんにちは。
ああ こんにちは。
メニューには 島でとれた食材を使った→
手作りのさまざまなジュースが並んでいた。
そのうちの一つ 行者ニンニクを使った
ジュースを飲んでみる。
僕 あの 札幌の
大丸って知ってます? デパート。
ええ 大丸 知ってます。
素朴でありながら 未体験の不思議な味。
本田の ヒットの予感センサーが
強く反応した。
北海道のね…
ああ ほんとですか。
じゃあ すいません…。
今後 商品を改めて精査した上で→
取り引きに向けて