ライブ画。
MIKIKOの案は 照明と光のレーザーだけを
使うというもの。
全国ツアー初日の3日前。
ちょっと一回チェックで 音出します。
舞台上には
MIKIKOの構想をもとに作られた→
シンプルなセットが完成していた。
♪♪~
一抹の不安がよぎる。
♪♪~
リハーサルが始まった。
この曲では 「影」というそぎ落とした演出で→
Perfumeの3人の動きを 大きく見せる。
♪♪~
(拍手)
そして ライブを締めくくる 「無限未来」。
♪♪~
課題の 感情を前面に出したしなやかな振り付けを どう生かすか。
♪♪~
使うのは 照明とレーザーのみ。
振り付けに光を連動させる演出で
体の動きを強調する。
♪♪~
ツアーのスタッフから称賛の声が上がった。
だが MIKIKOは まだ満足しない。
最後の サビのパート。
♪♪~
ライブを締めくくるには 何かが足りない。
照明スタッフに掛け合う。
特殊な照明機材を追加することにした。
それは 通常の10倍の光を放つ
花びら型のライト。
だが リスクも伴う。
会場を広く照らすことで逆にアーティストが小さく見え→
存在感が薄れるおそれがある。
それでも MIKIKOはあえて使うと決めた。
♪♪~
♪♪~(手拍子)
初日の幕が上がる。
(歓声と拍手)
♪♪~
MIKIKOは ライブの構成も これまでの全国ツアーと大きく変えていた。
♪♪~
序盤 8曲を連続で たたみかける。
♪♪~
♪♪~
徹底的に 進化したダンスを見せつける。
会場が3人に釘付けになった。
♪♪~
(歓声と拍手)
(歓声と拍手)
(拍手)
♪♪~
いよいよ 「無限未来」。
♪♪~
最後のサビ。 ステージ両サイドの花びら型の照明をつける。
♪♪~
♪♪「Maybe so Maybe so Maybe」
♪♪「Maybe so 無限未来」
♪♪「Maybe so Maybe so Maybe」
♪♪「ほら飛ぶよ Are you ready?」
♪♪~
20年 たゆまぬ努力を重ねてきた3人。
その魅力を信じ 明るい光で満たした。
♪♪~
(歓声と拍手)
大歓声が巻き起こった。
(歓声と拍手)
会場には 東京オリンピックの
演出メンバーも来ていた。
だが それでも MIKIKOの表情は
少しも緩まなかった。
♪♪~(主題歌)
♪♪~
3か月後。
全国ツアーの最終盤になっても→
MIKIKOは 「無限未来」に
新たな演出を加えていた。
花びら型ライトへの転換を
際立たせるために→
背景のディスプレーに
3人のシルエットを浮かび上がらせた。
人の輝きを引き出す 演出振付家。
その道のりは 続く。
♪♪~
しっかり自分を信じて 相手を信じて→
相手を信じた自分を信じてっていう
やり取りがあって。
こだわるべきことと 委ねるべきことの→
線引きがクリアであるっていうことが→
プロフェッショナルなのかなとは
思います。 仕事でいうと。
2019/02/04(月) 22:25〜23:10
NHK総合1・大阪
プロフェッショナル 仕事の流儀「人の光を、解き放つ〜演出振付家MIKIKO」[解][字]
東京オリンピックの式典も手がける演出振付家・MIKIKO。Perfumeや星野源などアーティストを輝かせるその創作の秘密に迫る。独創的な振り付けが生まれる瞬間!
詳細情報
番組内容
東京オリンピックの式典も手がける、演出振付家・MIKIKO(41)。独創的な振り付けと最新テクノロジーを駆使した演出で“恋ダンス”の星野源や紅白歌合戦「椎名林檎と宮本浩次」など数々のアーティストを輝かせてきた。番組では振り付けが生まれる瞬間を取材し、創作の秘密に迫った。さらにPerfume全国ツアーでは大きな賭けに出る。予想を裏切る大胆な演出は成功するのか。注目の演出振付家、その挑戦に密着!
出演者
【出演】演出振付家…MIKIKO,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化