＜今夜は年の瀬になると大にぎわい。
ご存じ 上野のアメ横から＞
はい いらっしゃい。１，０００円でいいよ！
１，０００円 １，０００円！
＜北海道産の毛ガニに…。
こっちは数の子。
どの店も活気ありますね。
そんななか ひときわ
お客を集めている店があった。
みんな お札を握り締めて…＞
＜群集の先には…。
おっ！ 落語家の林家三平さん＞
＜ これは年末恒例 三平さんの福袋即売会。
一緒に写真も撮れて よかったね＞
ありがとう ありがとう。
どうも ありがとうございます。
＜ この方のお父さんといえば…＞
御徒町 二木の菓子。
二木 二木 二木 二木 二木の菓子。
よい菓子が安く なんでもそろう
二木の菓子。
かしは かしでも
貸しはしてない 二木の菓子。
二木 二木 二木 二木 二木の菓子。
＜初代 林家三平さんの[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
耳から離れない このフレーズ。
そう 今夜 ご紹介するのは二木の菓子。
それでは
早速 中へ入ってみましょうか＞
＜ うわ～！ 大盛況。
で 買い物カゴが パンパン。
こっちも すごい量。
お菓子って どこで買っても同じかと思いきや[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
客に愛される理由が＞
＜客を呼ぶ理由は圧倒的な品ぞろえにある。
その数 なんと １万種類＞
アメ菓子ひとつ とっても[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
この１列 全部 そう＞
＜ だいこんを使ったたんきり飴や[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
おぉ… 懐かしい氷砂糖も。
こちらのお父さんのお目当ては…＞
こういうやつ。
（スタッフ）柿ピーですか。
＜ そう 柿の種も
いろんなメーカーのものがある＞
＜昔から愛される菓子も充実＞
＜五家宝は もち米をあられにしきな粉の甘い生地で包んだ[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
江戸時代から続く 伝統の和菓子。
こちらは ウイスキーボンボン。 色がきれい。
お酒好きには たまらない
珍味も充実。
これが お父さんたちに大人気。
そう 二木の菓子は欲しいお菓子が なんでもそろう[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
いわば[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
＜客を魅了するのはそれだけじゃない。
卸問屋でもある二木の菓子では
業務用の大袋も売っている。
こんなに大量の大袋
どうするんですか？＞
＜ こちらの
スーパージャイアントという商品。
お値段８８０円で ９０個ぐらい？＞
本当に そんなに入ってるの？＞
＜念のため 数えてみると[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
１２８個も入ってた。
なんだか得した気分＞
＜ そんな二木の菓子の創業は１９５１年＞
＜現在 アメ横だけで３店舗＞
＜押し寄せるのは客だけじゃない。
営業中も 取引業者が
次から次へと訪れる＞
＜納品するのも ひと苦労＞
＜安く売るには苦労もあるとバックヤードに案内された＞
＜１ヵ月に在庫が３回転って…
どれだけ あるのか？＞
（スタッフ）全部 なくなって
また入れて…。
そう そう そう そう。
それが ３回転。
（スタッフ）え～っ！ すごい。
＜ この積み上げられたダンボール…。
中身はもちろん すべて お菓子。
それにしても すごい量ですね＞
＜地下に行くと…
ここも いっぱい。
これが 月に３回転もするなら
かなり もうかるんでしょう？＞
＜ この２０箱のお菓子
全部 売っても[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
利益は たったの６００円＞
＜ ならば どうやって二木の菓子は[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
利益を出しているのか？＞
＜ その武器が これ。
地方菓子だ＞
＜店に置かれている菓子の実に７割が[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
全国に流通していない
地方の小さなメーカーの商品なのだ＞
＜都内で めったに売られていない
地方菓子は[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
価格競争をする必要がないから