2019/02/13(水) 15:50〜17:53 ten.【若一調査隊…吹田で世界旅行!「国立民族学博物館」】[字]
一つが、
徹底して精密に作られた家屋模型
の展示と、その数の多さ。
チェジュ島の民家。
中国北方のしぼういんと呼ばれる伝統的な家屋建築など、
細部にまで見事に再現された模型
は圧巻です。
次は世界の祭り・芸能。
マレーシアの影絵や、
インドネシア・バリ島における神
話劇が紹介されているほか、
日本各地で受け継がれてきたさま
ざまな地域芸能の展示も。
>>これも、
やごろどん人形、
これは九州でお祭りのときに使う、
ここで担いだりするようになってますけど、鹿児島の辺ですね。
巨人伝説みたいなのが残ってて、
お祭りにこういう巨人を作って、
山車のようにして引き回すという
ようなことが昔からあったんです。
>>そして最後は、
世界の精霊・信仰です。>>こちら、
パプアニューギニアの仮面やいろ
んな儀式に使われる人形とかそう
いう類のものですね。
>>教科書では見たことあります
けど。
>>パプアニューギニアって、島
国ですけど、2000近い、いろ
んな部族がいて、1つの部族をワ
ントークというぐらいね、しゃべ
ってることばが、微妙にみんな違
うんですよ。
それぞれの部族が精霊を信じてて、
その精霊を形にしたのが、こうい
った仮面であったり、こういう人
形であったりするんですね。
私はこれをここで見て、20代の
終わりに、これを作ってる人たち
に会いに行きたいと思って、実際
に40ぐらいのときに、
パプアニューギニアの…上っていて、
ジャングルの奥まで入っていって、
これを作っている人たちを取材して。
>>それ見たい、残ってないです
かね?
読売テレビに。
>>残ってるかもしれないですね、
オンエアしたのね。
ニューススクランブルです。
>>ご覧ください、どうぞ。
若一さん、残ってましたよ。22年前の貴重な映像がこちら。
>>若一光司さんのパプアニュー
ギニア紀行。
今夜が第2夜です。
今夜もよろしくお願いいたします。
>>みんぱくは若一さんの人生を
変えたと言っても過言ではないで
すね。
そのほか、タイの寺院の様子やト
ーテムポール、
アステカの暦石や石像など、
精霊・信仰に関する数多くの展示
の中で、特に貴重なものがこちら。
>>これはもう、
めったにわれわれこんな間近で見れないもんなんです。
>>これはなんですか?
>>キスワと呼ばれるものなんですけどね、
サウジアラビアのものなんです。
サウジアラビアというのは、
イスラムの中心地で、メッカがあ
るでしょ。
メッカにお参りするのがムスリム
のイスラム教徒の夢なんですけれ
ども、
そのメッカでも一番中心にある聖なる神殿の外壁にかかってるもの
なんです。
これ、
絹で作られた分厚い布に、
金の糸や銀の糸でコーランの聖句、
非常にありがたいことばを刺しゅ
うしてある。
そんな貴重なすばらしいものが、
なんでここにあるかといえば、実は万博の結果なんです。
1970年にここで大阪万博があ
りましたでしょ。
そのときにサウジアラビア政府か
ら寄贈されたんです。
>>へー。
大阪万博が残した数々の遺産。
今回、
ご紹介できたのはそのほんの一部にすぎません。
最後にご自身もアフリカの仮面文
化の研究者である吉田館長に、
みんぱくの今後の役割について伺
いました。
>>世界中の人たちが、自分たち
のもともとの文化がここにあると
いうふうに来ていただいて、