子どもが産まれた場合→
婚姻関係にある

夫の子としてしか→
登録できません。
母親は　ミユさんを→
実の父親との子として
登録しようとしましたが…
お母さんの夫なる人は
そんなひどい人だったんですか？
はい。　すごく凶暴で→
ほんとに　お酒を飲むと暴れてしまってもう手がつけられないと。→
なたを投げつけられたりとか→
首を絞められたりとか→
母は　家にもいられなくって
夜中に外に逃げ出すみたいな。→
で　それを追ってきて
こう　刃物を投げつけられるっていう。
うわ～。
そっか　だから離婚してほしかったけど→
それも言いだせないっていう


状況なんですかね。
はい。
会えないっしょ　怖くて。
そうですね。
じゃあ　学校とかってどうしてたんですか。学校行けなかったです。
えっ!?
えっ!?行けないんですか？
はい。
あぁ…　そう。
で　お母さんに　何か聞いたり…
学校って　な～に…？
行けないの？　みたいな話を聞くと
気まずそうな顔をするんで→
あっ　これはダメなことなんだな
っていうふうに…。
今　思い出した。　セリフであった。
「学校行きたい　学校行きたいってうるさいわね！」って言ってた　私。
思い出した。
ほんとだ　戸籍なかった。
逆にすごいでしょ？
今の今まで忘れてたんですよ。
これ　ミユさんはどうですか？
あ　小さい頃は→
学校に行っていないということも→
両親から　外では言ってはいけないってことになっていて。
私立の学校に行っているって話しなさい
っていうふうに言われていました。
で　自宅とかには　普通に
ランドセルとかもあって→
勉強机もあったし　いかにも

学校に行っているっていう感じで。
学校に行ってるっていう感じを
カモフラージュするために？
そうですね。
はあ～。
でも　「学校行きたい！」って
なったでしょう？
それはありました。
１０歳ぐらいだったと思うんですけど→
ごはんを作っている
母のとこに寄っていって…
…って　聞きましたら
母は　すごい困った顔をして…
…とかって言われてしまって→
そしたら　お父さんも同じように困った顔をして…
あ～！　みたいな。
まあ　でもね　聞きたいもんね　それは。
ショウタさんは　どうです？
一時期　すごい憧れましたね。
テレビしか情報源ないので→
「中学生日記」とか「さわやか３組」とかで→
なんとなく　どんな場所なんだ
みたいなことは知ってて→
行ってみたいとかって言っても
また今度ね　ぐらいな。→
そうこうしてる間に　自分の中でも
行かない組の人と　行く組の人がいて→
行く組の人たちが行ってることなんだな
学校っていうものはっていう認識を→
持っちゃってからは　そんなに行きたい

っていう気持ちにもならないっていう。
あ　そう。
すごい失礼なこと　あれですけど→
文字とか　計算だったり
そういうのは…。
私は家で。
あ　教えてもらってた…。
ミユさんは？
ドリルとか買ってもらってやったりとか。
勉強はするんですね。
そっかそっか　そっか。
子どもの頃　困ったこととかって
何かあります？
保険証がないことが　いちばん…。
そこですよね。
あ～。
なので　ふだんからケガだけはするなっていう。
一度だけ
骨折しちゃったことあるんですけど→
その時　骨折の心配よりも