それとも
冗談で言ってるんだろうか。
この瞬間がいまだに忘れられないぐらいに
これで捕まえにいったりすると
このばか冗談が分からねえやつかと
言われるのか
それとも、捕まえにいかないと…。
あなたたちだってそうでしょ？
先輩に言われて
捕まえにいかないと
俺が行けと言ってるんだという話になるでしょ。
行くべきか
行かないべきかというのを。
船越≫「ハムレット」ですね。
志の輔≫本当にその心境でとりあえず、そのときは
分かりましたと言って表に出て
本当にアリをずっと探していたら
師匠が窓を開けて

いいよ、飯は終わった！
もういい！って
言われたので
そのことは、一応終わって
いまだに本気で言っていたのか
言っていないのか
分かりませんけども
多分、僕が探しているのを待って
飯をほかのおかずで食いながら空になった茶わんを持って
いい！もう食い終わったって
言うんだから。船越≫何かそこに
意味があったのかと


ずっと考えてしまいますね。
美保≫コンフューズする感情を
あげたかったみたいな。
ヒデ≫うまい返しを
求めてるのかとか…。
志の輔≫一度、クモだって
言ったんですから。
どこかにクモいないか？なんて
さすがにいませんよって。
そんな簡単に。
だから本当に１日中というか１年中というか一生
落語のことを考えてた人ですから。
ザ・落語っていう生活を。
そういう師匠でしたから。
美保≫誰かアリを食べた人いますよね、絶対。
志の輔≫弟子で？
何十人もいますからね。
ヒデ≫ですから、これは
どうですかね。
かけてはいないですよね。
志の輔≫かけてはいませんから。食べてはいない。
ヒデ≫あと数十分あったら
いっていたぐらいですけど
事実としては、うそですね。
すてきなお話でしたね。
実際に、志の輔師匠も談志さんに
ためしたみたいなこととかちょっと仕掛けてみたこととか。
落語のお話とかでも
いいんですけど
師匠だったら

どう返すんだろうというものは
おありですか？
志の輔≫そんなことは…。
そんな策したことはないけど
きっと…。
小さな賞をもらうじゃないですか
もらったら
初めてもらったときに
喜んでくれるかなと思うから
とりあえず
報告も必要だと思うから
とりあえず、このたび
なんとかのなんとかで
賞をいただきましてって言ったら
お、よかったな！って
言うかと思うと
ああ、そこにあるはがき取ってくれる？
はい、ありがとう。
なんにもなかったですね。
だから、よかったな！とか
おめでとう！とかって
言ってくれるかと思いましたけど
それはさすがに、言わないですね。
船越≫それがどうしたと。
それも１つの通過点だろうお前って。
志の輔≫だからそういうことは
言われなかったです。
ヒデ≫お二人だけの
ワールドというか
１つ２つ上にいっている

感じなんでしょうね。
船越≫いわずもがなも
俺の真意をくめと。
美保≫粋だねっていうけど
なかなか本気の粋って
できないじゃないですか。
それが、やっちゃってるという感じですね。
ヒデ≫あとは
「時そば」というお話で
師匠からお小遣いいただくときに