2019/02/14(木) 16:47〜17:53 ten.【旬感中継“発想力”を養う「川柳の授業」穴埋めクイズに挑戦!】[字]
>>いろんな、
それぞれ文化がありますけれども、
日本ではチョコレートが主役になってる、
これはもう周知の事実ですけども、
実はこんなことが業界ではいわれております。
2050年チョコレート絶滅説と
いうのがありまして、
業界では2050年問題などと呼
んで、
危機感があるということなんです
ね。
これ、どういうことかといいます
と、
そもそもこのチョコレート、
どこから来るのかというのから振り返るわけですが、
チョコレートの原料はカカオとい
う木の実ですけれども、そのカカ
オがとれるのは、赤道の近辺、こ
の熱帯雨林が茂ってるような所な
んですけども、世界のおよそ3分
の2を、
このコートジボワールという国と、
その隣のガーナ、
この2か国で取っていまして、
日本も輸入のうちの7割がこのガーナから来ているということなん
ですね。
今、
この地域を直撃している問題が、
ご存じ、
地球温暖化ということなんです。
この今、
現場では、
産地では
負の連鎖といえるような状況が起
きていまして、
地球温暖化が起きます。
水不足で干ばつが起きますと、
このカカオという作物は、
この水が豊かにある所、雨が降るような所で育ちますので、
取れなくなるということで、
今度カカオが取れる場所を探して、森林を伐採して、また農地を作っ
ていくということなんですね。そ
うすると、
さらに地球温暖化に拍車がかかる
ということで、これ、
負の連鎖でどんどんどんどんカカ
オが取れる場所が減ってきている
ということで、業界では2050
年にはチョコレート、
もうカカオが取れなくなってしま
うのではないかということが言わ
れているということですね。
>>野村さん、
これ、
カカオだけでなくて、深刻な問題ですよね。
>>しかも、
ここを産業としている国の方々にとってみても、自分たちの暮らし
がものすごく大変になるわけです
から、
地球温暖化というのはいろんな所
に影響があるんだなと思いますよ
ね。
>>本当におっしゃるとおりで、
こういう状態では生活安定しませ
んので、現地では、
もうこれ、
以前からですけれども、貧困の問題というのが出ていて、子どもが
働かなくてはいけないとか、
いろんな問題が貧困というところでも語られているところですね。
この貧困とか、地球温暖化、
もうだいぶ周知されるようになりましたので、対策も取られるよう
になっています。
最近、
出てきた対策としましては、まず
温暖化対策として、
アメリカのマースという菓子会社
があります。
これ、
スニッカーズとかエムアンドエムズとか作っている大手ですけれど
も、こちらでは2050年までに、
ネットワークの温暖化ガスの排出量を3分の2に削減するんだと。
そのために10億ドルを投資する
ということですから、2000億
円規模ですね。
さらにこの主力商品の一つである、
エムアンドエムズをアメリカで作
る場合には、
風力発電の電気を使いますという
ようなことを表明しています。
あるいは、
世界カカオ財団というところがありますけれども、ここはカカオ森
林戦略というものを打ち立てて、
できるだけ少ない土地でより多くのカカオを生産するんだと。
生産性を増やしていこうというよ
うなことをやっていて、
農機具の向上であるとか、
あるいは新たな品種を開発したりっていうようなことをやっていま
す。
日本でも、
明治が先ほどの貧困問題に光を当