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2019/02/16(土) 16:00〜16:58 NHKスペシャル選 シリーズ深海の巨大生物「謎の海底サメ王国」[SS][字]


水に触れやすくして→
酸素をたくさん取り込むと
考えられています。
♪♪~
深海の峡谷に あふれていた驚きのサメたち。
実は この深海ザメたちは

太古から姿を変えていない→
生きた化石だと考えられています。
♪♪~
フランス モンペリエ大学のアンリ・カペッタ博士。
サメの化石と地球の歴史との関係を調べてきました。
今から およそ1億年ほど前の
中生代。
恐竜が陸上の王者として
君臨していました。
これは そのころの地層から
発見された化石。
ミツクリザメの祖先です。
今と形が ほとんど変わっていません。
これらの深海ザメは→
いずれも…
この1億年の間に
地球の表面では→
劇的な環境変化が
繰り返されてきました。
噴火や気候変動
巨大な隕石の衝突もありました。
生き物たちは 何度も
絶滅を繰り返してきたのです。
一方 深い海の中は


地上の影響が及びにくく→
安定した環境が続いてきました。
そこに進出し 古代の姿のまま生き残ってきた 深海の覇者。
それが
深海ザメたちだったのです。
しかし 深海は
食べ物が ほとんどなく→
冷たく暗い 厳しい環境です。
今回の調査でサメたちが巧みな適応を遂げ→
深海の過酷な環境を克服してきた
姿が見えてきました。
掃除機のように 泥ごと吸い上げ
食べ物を集める オンデンザメ。
感度を高めた 大きな目で
暗闇を生き抜く ユメザメ。
のこぎりのような歯と強力なパワーで
大きな獲物を切り裂いていた→
海底の王者 カグラザメ。
泳ぎながら たくさんの歯で獲物を引っ掛け 捕らえる ラブカ。
飛び出す口で 生きた獲物を
素早く しとめる ミツクリザメ。
サメたちは 長い時間をかけて→
それぞれの生き方で深い海に すみつき→
深海ザメの王国を
築いていたのです。
そして もう一つ。 この王国を
全く異なる戦略で生き抜く→
幻と呼ばれる深海ザメがいる
といいます。
そのサメが

初めて 人類の前に現れたのは→
1976年 ハワイ沖での事でした。
海軍の調査船のロープに引っ掛かったのです。
体長 なんと4.5m。
そして 見た事もないような大きな口。
口の幅は 1m以上。
その異様な姿に人々は 仰天しました。
(テイラー)「メガサイズの口だ!
こりゃ メガマウスだ」と→
すぐに呼び名が決まったよ。
巨大な口を持つこの奇妙な生き物発見のニュースは→
瞬く間に 世界に広まりました。
そして 全く知られていない新種のサメだと判明。
メガマウスザメ。 世紀の大発見でした。
メガマウスの発見に いち早く駆けつけ詳しく調べたのが→
レイトン・テイラー博士です。
テイラーさんは 巨大な口の不思議な特徴に気付きました。
その口を見たら…
フラッシュをたいて…
(シャッター音)
こんなに反射するのなら→
口の中に発光器官があっても
不思議ではないと→
テイラーさんは考えました。
既に…
口の中で…
テイラーさんの考える仮説はこうです。
まず
発光器官が光を出し→
それを銀色をした口の内側が

反射します。
反射する事で光を強め
この光で 獲物をおびき寄せ→
大きな口を使って 一気に
飲み込んでしまうというのです。
発見から37年。
メガマウスは これまで 世界中で→
僅か 50例ほどしか
見つかっていません。
生きた姿も ほとんど

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