実はここ、カモのほうがおもしろ
くって。
＞＞カモのほうがおもしろい？
＞＞カモのほうがおもしろい。
＞＞そう、野鳥マニアの間では、
カモは大人気。
この時期の鳥雑誌は、
延々３０ページにわたって特集は。
ちなみに日本で見られるカモは３０種類以上。
＞＞あれ、あれ見て、あれ、
ハシビロガモ。
くちばしがびゅーんって長いの、
びゅーんて長いの。
＞＞すごい見てるから、あれあれ
って分かるけど、
どこ指さしてるか分からない。
＞＞全然分からないんですよ、
一生懸命探してるんだけど。

どれを指さしてるのか分からない。
＞＞くちばし、びろーんって。
だからハシビローン。そうなんですよ、オナガガモって、
名前のとおり、尾っぽが長いんで
オナガガモ。
＞＞見たまんまですね。
＞＞見たままですね。あそこのくちばしが白いから、
ホシハジロ。
＞＞ああ、あれか。
＞＞あの頭が赤いやつ。
＞＞これね。
＞＞あれなんですか、頭が紫色の。


＞＞いい質問ですね。
キンクロハジロといいます。
＞＞なんか髪形もいいですね。
＞＞好きなだけあって、詳しいで
すね。＞＞ありがとうございます。
＞＞カモの数、ものすごいですね。
＞＞そうですね、カモが多いです
ね。
＞＞カモだらけですよね。
＞＞白鳥は昼間に外に飛び立って、
夜帰ってくるって感じですね。飛び立って餌を食べに。
＞＞そう、昼間は、
刈り残した稲から出たコメを。そして、
カモが多いことも、
遠くシベリアから、白鳥がこの湖を選んでやって来る理由の一つ。
＞＞カモがいる所は安全な所と、
白鳥は分かってますんで、
白鳥が寄り付きます。
＞＞えっ？カモがいる所は安全な
んですか？
＞＞カモは警戒心が強いので、
何かあったらすぐに逃げたりする
んですね。
＞＞それをまた、白鳥は感じるわ
けですね。
なるほど、そうか。
＞＞にしても。
＞＞白鳥はこんなもんじゃないわ
けですよね。集まる時間とかって決まってるん
ですか？

＞＞あそこにも書いてあるんですけど、朝の９時、１１時と、
午後の３時ですね。
＞＞餌付けの時間？＞＞白鳥おじさんっていう人がい
るんですけど。
＞＞ん？白鳥おじさん？
＞＞はい。
＞＞こういうんじゃなくてですか？
＞＞僕の中の白鳥おじさんは、
園長なんですけど。＞＞そうです、私が白鳥おじさん
です。
＞＞やったー！
聞けたー！うれしい！
＞＞白鳥おじさんも６９歳のおじ
さんで。
＞＞僕と同じ年なんだ。
＞＞そうなんです。
＞＞偶然ですね。
＞＞白鳥おじさんは、
６９年にわたって餌をまき続けているというのです。
＞＞こんにちは。
＞＞どうも、初めまして。
＞＞おお、
いやー。＞＞白鳥おじさんって方は？
＞＞あ、
わたすくしですけど…。齋藤と申します。
はじめまして。
＞＞はじめまして。
＞＞まず握手。
ありやす。＞＞白鳥おじさんが湖に姿を現す
と。

＞＞なんか慌ただしくなってきて
るよ。
すごい。来た、来た、来た。
＞＞うわー、すごいすごい、
さっきより全然声が違いますもんね。
＞＞違いますよね。
＞＞すごい活発になってますよ、
本当に。
＞＞でも、
＞＞すっげー、