>>エリーちゃん、すごいな。
>>ちょっといいんじゃない?
>>立ち止まっていられない理由
が、もう一つ。
>>やばっ!待て、これはやばい
ぞ。
またパパになれるわ。
>>新しい命が産まれようとして
いました。>>茨城県のとある町。
相葉が目の当たりにしたのは、
これまで見たことがない壮絶な現
場でした。
>>何匹ぐらいの?
>>そうですね、60頭近いです
ね。>>60頭?
えーっ?
>>多頭崩壊ですね。
そちらの家なんです。
>>いや、すごい音が。
でも、ぱっと見、普通のお宅で。
飼い主さん、いらっしゃるんです
か?
>>暮らしています、一緒に。
飼い主さんたちご本人は、テレビ
に映してほしくないってことなん
ですよ。
>>でも、
家の中の撮影はいいんですか?
>>大丈夫です。
>>犬を飼育しきれなくなった、
なれの果て。
飼い主さんがあえて見せてくれる
のは、自分たちの現状を悔やみな
がらも、
同じような人たちが増えてほしくないという思いから。
>>ちょっと、
玄関は出入り禁止にしているので。>>出入り禁止ですか?
>>玄関は、ここ、
ちょっとわんちゃん飛び出してきちゃうんで、向こうのサッシから。
>>そうなんですか。
>>向こうのサッシからお願いします。
>>もうここにいますね。
>>います。
>>結構大きくないですか?
>>そんな大きくないですよ。
>>中型犬ぐらい?
>>そうですね。
>>すごい数だな。
おお、いっぱいいる。おー、すごい。
>>靴のままどうぞ。
>>え?
>>靴のままどうぞ。
>>靴のまま入るの?
>>そうです。
飼い主さんも靴のまま上がってますので。
>>あっ、そうなんですか。
大丈夫かな?
>>一気に一気に。
一気に行く、一気に行く。>>うわっ、すごいな。
すごいな、これ。
おー、分かった、分かった。
大丈夫、大丈夫。
>>ここは茶の間です。
>>ここ、茶の間?
ここ、
料理してるんですかね?
>>してます。
>>してるんだ。
>>じゃあ、奥の部屋に。
>>首輪やリードもせず、好き勝
手な場所におよそ60匹。
そしてリビングは。
>>うわっ。
何これ。
これは畳とか。
>>ないですね。
>>すごいな、初めて見たな。
飼い主さん、
もうこの部屋はいない感じなんですか?
>>いや、寝てます、ここで。
>>え?>>寝てます。
>>そうなんだ。
あれ、
何年のカレンダーなんだろう?
何年?
15年?
そういうところまで、もう手が回らないんだ、
カレンダー替えたり。
そうだよね、
クモの巣もすごい張っちゃってる
もんね。
>>時計も止まったまま。
それにしても、
なぜこんな状態になってしまった
のか。
すべての始まりは、一つの勘違い
からでした。
もともとは庭でオス1匹だけを飼
育していた、こちらのお宅。
7年ほど前、もう1匹ぐらい、