2019/02/17(日) 13:50〜15:00 あの日 あのとき あの番組▽シリーズ平成 巨大津波の脅威〜東日本大震災から8年[字]


いらっしゃいましたけれども…。
何か やっぱり
4mぐらいありそうなところを→
必死にっていうようなことでしたよね。
今は もう 本当にちょっと高さが違うだけで→
それだけ かさ上げされたと…。
しかし こうして見ていますと→
やっぱり かつての鹿折の地区とは
全然違う風景で→
やっぱり こう 見回していましても→
住宅が またお店が新しく建ってるところもあれば→
さら地も…。

増えてますね 確かに。
やはり 現実問題
自分の生活がありますから→
ふるさとに対する思いは
あったとしても→
やはり リセットして
別の場所で生活している人も→
たくさんいらっしゃると思うんですね。
ただ まあ別の場所に住んでいたとしても→
ふるさとに対する思いは
変わらないと思うんですが→
現実問題 こういう状況の中で
人口減が進んでいく。
岡崎さんご夫妻も やはり 一時は→
ここを離れることもお考えになったそうなんですけれども→
やはり 地域との
ネットワークっていうんでしょうか→
縁を大事にしたいということで→


2年ほど前に 少し離れたところに自宅を再建されたということなんですね。
生島さんの
気仙沼のお知り合いの方でも→
生活の再建というところで まだ やはり
いろいろ悩んでいらっしゃる方も。
そうですね。 僕らぐらい
団塊世代的に近い人間ってのは→
もう やっぱり 住宅も流されてしまって
仮設が長くなった時に→
本当に うつになってしまって…。
しかも まあ 身内ね奥様を亡くされたという仲間もいまして。
ただ まあ
全体的には やはり 自分の家で…→
やっぱり 自分の家で暮らせるって
どんなに幸せなのかなって→
当たり前のことが
とっても幸せなんだなってことを→
改めて みんなが実感してまして→
仮設を離れて今度は 災害公営住宅の方に入って→
ほっとしてるんですけれども→
やっぱり 昔の近所づきあいができないというようなことで→
何もかも変わっちまったな
なんていうような声を→
聞いたことはありますね。
しかし まあせっかく与えられた命だから→
どっこい生きてこうよと
励ますんですけれどもね→
なかなか
開いてしまった心の穴ってのはね→
埋めるのが難しい状況ありますし→

やっぱり 自分のふるさとが活気にあふれてた時代っていうのを→
どうしても思い出すんですけれども→
がらりと様変わりした 今→
だけども 確実に希望は見えてるなって
部分もあるんで→
盛り上げてほしいですね。
今でも そうして復旧・復興が進まないほど→
甚大な被害をもたらしたのは→
この東日本大震災ということなんですけれども→
今度は この8年間で新たに分かったこと
そして 災害への備えにつきまして→
津波の専門家
東北大学教授の今村文彦さんに→
お話を伺っておりますので お聞き下さい。
気仙沼の例では→
例えば 海底で巻き上がった
メタンガスが→
海面で一気に
火災を起こしてしまった可能性があります。
従来の石油だったり
また ほかのものの広がり方と→
だいぶ違うだろうという状況が
映像に残っているわけです。
津波火災というのは
さまざまな原因がありますので→
全てに対してというのは 難しいですね。
しかし 今 気仙沼では→
例えば タンクが移動して
拡大の原因になってしまった。
このタンク自体の強度を上げて→

コンクリートで非常に強いものを作っています。
東日本大震災の当時では
防潮堤の構造が→
津波を収れんさせる→
集中させるような効果を持ってしまったわけですね。
残念ながら その時には→
大きな津波に対して強度が足りなかったわけです。
今回は その経験を基に
収れんした時でも→
予想される津波に対して 壊れない構造を