♪♪~「遥か天空響いている」
確かに 上松の曲は→
ゆっくりとしたサビのパートから始まっているが→
ここに どんな仕掛けが?
同じテンポだけだと ずっと こうカット割りという→
アニメのシーン変えるのが
同じテンポのものになっちゃう。
だけど やっぱり
この物語の深さを出すためには→
やっぱり ゆっくりから始まって
静かなシーンから入っていって→
で バトルとかが始まっていく。
やっぱり そういう物語を→
アニメの中でも
抑揚つけておかないと→
やっぱ
ユーザーさんも飽きてしまう。
(村上)そっか 抑揚が…。
(丸山)CMみたいやな。
例えば 皆さん→
『エヴァンゲリオン』は皆さん 知ってますよね?
♪♪~「残酷な天使の…」
って こう やっぱりゆっくり始まるじゃないですか。
あれってサビなんですよ。
で そのサビのメロディーをゆっくり始めて→
インテンポでリズムが入る。
やっぱり この盛り上がりを2段階にするって事が→
なんか こう
アニソンっぽくないですか?
(宮田)っぽいっす っぽいっす。
(村上)イメージ植え付けられてますね。
そして もう一つの秘密が…。
(堂)転調をたくさん使う。
♪♪~「君は光の女神」
♪♪~「あの日胸に灯った…」
曲の雰囲気が変化する転調。
連発させる狙いは?
やっぱり 皆さん こう→
転調した瞬間っておっ! って思いませんか?
なので 僕は 『ETERNAL BLAZE』
っていう曲の中では→
3回 ワンコーラスの中で転調…。
だから 演奏される方にしてみたらうわっ! って…。
最悪ですよ。 なあ?
(村上)なあ?なあ?
何回かやってるけど ホンマ…。
(丸山・安田・村上)なあ?
(一同 笑い)
(丸山)生み出してるのに?
ただ 実は 僕も…
『ETERNAL BLAZE』の転調3回って→
実は少ない方で…。
『シンフォギア』というねアニメ ご存じだと思います。
それの主題歌の
『Synchrogazer』という曲の中では→
なんと5回。
うわっ。
(丸山)いや それはやめとこうな。
ただ インフレも起こしすぎると自分も苦しくなってくるんで…。
あのね…。
(村上)でしょうね。サビは→
頭サビは
静かに始まらないとダメだとか→
転調は5回以上やんなきゃダメだ
みたいな強迫観念が…。
(丸山)そっか。
それ大変。
僕 この間
15回転調する曲 作りました。
上がいた。 ハハハ…!
1曲の中で。すごい大変だったんですけど→
もう二度と作るか!
って思いましたね。
やめなさいって言うとき もう。
では ゆっくり始まるサビ→
転調に注目して→
めまぐるしく展開する→
上松の曲を聞いてみよう。
♪♪~「遥か天空響いている」
♪♪~「祈りは奇跡に」
♪♪~
♪♪~「黒天-真夜中-の蒼に溶けて
流れてく涙の粒」
♪♪~「迷いなく包み込む
温もりに出逢った」
♪♪~「真っ白な雪のように
どこまでも素直なコトバ」
♪♪~「鉄の羽根纏った
僕を動かしてく」
♪♪~「傷つくたびに 優しくなれる」
♪♪~「君のその笑顔だけ守り抜きたい」
♪♪~「願いはひとつ」
♪♪~「時空を越え刻まれた悲しみの記憶」
♪♪~「まっすぐに受け止める君は
光の女神」
♪♪~「あの日胸に灯った永遠の炎」
♪♪~「深い闇解き放って自由のトビラ開いてく」
♪♪~「強く果てない未来へ」
確かに展開が多く→
聞く人を飽きさせない