やりなはれや。◆７が３つそろった、
鐘鳴らしてって。
何やねん、あんたって言われて。◆７、３つやから、
ジャンジャンジャンって。
◆そんなんないわって言われて。◆グレート！
◆これナンテンでしょう。
来ないしてなあ、
大きなナンテンになってんなあ、

これ。
すんません。
それ何してまんの？
◆ガスメーターの検針。
◆こうやって見るの？どこを見てるの？
◆今、やってはったんで、
いつも前から見るんですけど。◆そうか。
それは僕が、営業妨害や。
ごめん。
遠くから見るのに、こうやって見
てはったんや。
邪魔したら悪いかと思って、


すいません、どうも、
失礼します、どうも。
こんなところに釣具屋さんがあるで。
うそでしょう。
こんな町なかの中に釣り具屋さんが
ほんまにあんの、これ。
これやな。
関西テレビの朝の「よ～いドン！
」で、円広志です。
どこ行きまんの？
ちょっと入らせてもろうていい？
ありがとうございます。
お客さん？
◆いや、私、店主なんです。
◆店主さん。
向こうにおられる方は？
◆お客さんなんですよ。
◆向こうがお客さん？
向こうがオーナーみたいで、こっちがお客さんみたい。
そうですか、いやいや。
◆感激や。
◆ちょっと入らせてもうていい？
◆ベテラン。もう４０年ぐらい。
◆キャリア４０年？
何を釣りまんの？
◆幼友達です。
◆ずっとこういう魚を。◆どれでんの？
◆えっ！
出た！
やったあ！

とうとうやった！
何これ！？
◆これを専門に。
◆イシダイ？
◆そうです。
◆ちょっと待って、イシダイ言う
たら、もっと薄いもんやと思った
けど、ごっついね。
◆大体成魚は３５センチから４０センチで。
◆これってすごいやん。
◆多分この年、
一番大きかった。
◆すごいなあ。
◆これ全部お客さんが釣ったやつ。◆言うてや。
すごいわ。これ。
ちょっと待って、イシダイばっか
りやんか。
◆これ専門なんですよ。
◆えっ！
ここイシダイばっかり？
◆イシダイしかやらない。
◆天井にこれでもかと
魚拓が並ぶ「木村商」は、
釣りの中でもイシダイに特化した
専門店。
荒磯の王者と言われ、
釣るのが難しいと言われる
イシダイを釣ることに
１９歳のころからハマり続けているという
店主の木村さん。

これまでに釣り上げてきた大物のイシダイは、
何と３５００匹以上。
その道で知らない人はいないという
名人なんです。
◆お仕事はすぐにこれをやり出したんですか。
◆２９のときからこれを始めたん
ですよ。
昭和５６年から。
◆それまでは何してましたん？
◆それまでは会社員してたんです
よ。
◆サラリーマンをやっておられた
んですか。
仕事が嫌やったんですか、釣りが
好きで。
◆ここだけの話やけど、サボって
お母ちゃんに電話して、
釣りに行ってた。
釣りがしとうて。やりたいから。
◆休みやって…。