いじめ防止対策推進法の改正を求める要望書を国会議員に提出しま
した。
この法律では、
自殺や不登校などの重大事態が起
きた場合、
第三者委員会で調査を行うことな
どが定められています。
しかし、
その第三者委員会は、
教育委員会の下に置かれることか
ら、
遺族側は調査自体が身内びいきに
なっていると主張。
>>教育委員会の下に、
調査委員会を作るということ自体が、そもそも公平性、
中立性という観点で見れば、遺族
から見ればですよ、
誤った対応ではないかなと。
>>改正案は、
早ければ今国会中に提出される見
込みですが、
教育現場が子どもたちにとっても、
保護者にとっても、
安心できる場所になるまで、
遺族の戦いは続きます。
>>毎年、
やっぱ命日が近づけば、
あのときどうやったな、
こうやったな、
なんであそこで気がつけへんかっ
たんやろう、そういうことをこう、
思うわけですよ。
>>提訴から丸7年。
大津地裁が元同級生の行為と、
自殺との因果関係を、どのように判断するのでしょうか。
あす、
判決が言い渡されます。
>>本村さん、
この市は4年前、
いじめと自殺の因果関係を認めて
いるんですよね。
>>市は、
いじめに対して、
学校側が注意義務を怠ったと、
十分、
自殺という結果に至る可能性があ
ったということが知り得たはずだ
という点を、市側は認めて、和解
が成立しているわけですよね。
あしたの裁判では、いじめをした
本人たちですね、当時の中学生た
ちが、果たして、
いじめと自殺の結果、これについて、
責任を負うかっていう、
非常に難しい判断を迫られることにはなっています。
結果にはちょっと注目をしてみた
いと思いますね。
>>高岡さん、どういう判断がな
されるんでしょうか。
>>確かにまあ、判断としては、
一つの事件の法律の判断としては、非常に難しいとは思うんですが、
私はもう1つの、
今国会通るといわれてる、このいじめ防止法ね。
これまた、
新たな問題を新しい法律が生んじゃったのはね、
重大事態っていうことばがありま
したよね。
つまり、
重い事態ですよというふうに認定をしなかったら、ああいう調査を
しないわけですよ。
そうすると、せっかく学校の先生
方が、いじめを報告しても、
これ、
限定されませんよねというのを、
何年もかけてやってきた。ところが、重大事態だと言うと、
やっぱり言わないでおこうと、法
律が物事の解決を進めるんだけれ
ども、新しい法律が何かこう、
新たな壁を作ってしまったような気がして、
私はなりません。
>>今回の問題、あす、判決が言
い渡されます。
では続いて、過疎の村で兄弟2人
が挑戦です。
>>大阪府で唯一の村、
千早赤阪村。
大阪市内から車では1時間程度ですが、鉄道は通っておらず、
深刻な過疎化が進んでいます。
この村を盛り上げようと奮闘する兄弟の取り組みをノゾキミしまし
た。
>>雑草が生い茂る空き地に。
あるじなき、
荒れ果てた家の中。
空き家の古民家を舞台に、
ある夢に向かって進んでいる2人の兄弟が。
千早赤阪村で、
2人が目指すものとは。
ウェブサイトのデザインなどを手
がける兄の武中健悟は、
物事を冷静に判断できるしっかり