題、行政が本当に国民の側に向いているのかと、疑問を抱かざるを
えません。
一刻も早い真相の解明を求めたい
と思います。
♪♪~
(歓声)
日本一の観客動員数を誇る喜劇集団吉本新喜劇。
おじゃまします~。
コケコココココ…。(笑い)
その60年の歴史を変えた男が いる。
ええかげんにせえ! お前は!シャラップ ミラーボール!
誰がミラーボールじゃ!
こわ!
レギュラー番組10本を抱える 人気者。
ある時は 毒舌タレント。
ある時は プロ顔負けのドラマー。
果ては ファッションモデル。
だがこの男 これら全ては
「新喜劇の広報活動」と言い切る。
一見 人相の悪い こわもて。
これまで明かされなかった 素顔。
今宵 この男のイメージが変わる。
これ 何~?(笑い)
♪♪~(主題歌)
新喜劇入団から僅か5年での 座長就任。
これまでにない笑いを生み出し続け→
過去最高の来場者数を記録する原動力となった。
女の子の前やから
ちょっとイキってるんですよ。
歴史上初めて 座長として東京進出。
新喜劇を全国区に押し上げた。
公演最終日に襲った 大地震。
♪♪~
これまで立ち入りが許されなかった
台本作りの現場にカメラが初めて入った。
かつてない笑いを どう生み出すか。
破天荒座長 180日の記録!
その取材は 憂鬱だった。
テレビでいつも毒づいている小籔に→
いつ どやされるのか。
だが…。
座長 小籔の本拠地。
笑いの殿堂 なんばグランド花月。
年間365日。 1日も 休みなし。
常に満席 立ち見もザラ。
6人の座長が 週替わりで新作を披露。
小籔は その中でも屈指の集客力を誇る。
なんかええ方法ないんかな。
誰か教えてぇなぁ。
その訳は 小籔が生み出してきた
斬新な笑いにある。
私が助けてあげましょうか?
お~い!
私は怪しいものじゃないわ。 石像よ。
いや 石像やから 怖いんや!
その一つ。 舞台セットが次々と動きだし
ボケ始める笑い。
何の音楽? これ。
♪♪~(小籔)え~! 何?
当時 流行のフラッシュモブを
いち早くボケに取り入れた笑い。
これ 何?
(笑い)
60年の歴史で培われてきた 定番の型。
それらに頼らず 小籔は常に今までになかった笑いを 求め続ける。
新たな笑いを
小籔は どのようにして生み出すのか。
その一部始終を 記録することにした。
驚いたことに 稽古が始まったのは本番前日の夜8時。
僅か4時間で 芝居を作り上げるという。
あんたがサボって おれへんから代わりにお父ちゃんが行ってくれたのよ。
あ おじいちゃんが行ってくれたのよ。
台本は 前日に完成したばかり。
しかも 小籔の台本には 相変わらず
定番の型がほとんどない。
≪で 腰痛めるんです。
あ あいたたたた…。
誰もが台本を飲み込めず 四苦八苦。
劇場に移動し セットを使って稽古を始めたのは 夜10時過ぎ。
今回の舞台も 小籔は攻めていた。
日常のドタバタを描く新喜劇には珍しく「妖精」が登場。
突然 ファンタジーが入り交じる。
いつもの新喜劇からかけ離れているだけに→
観客は どこまで ついてきてくれるか。
小籔の流儀。
小籔は 一番乗りで楽屋に入った。
自称 「ビビり」。
本番直前まで 台本に手を入れ続ける。
(予鈴)
ちょっと待て! あのな 昼間忙しかった
からな 人手が足りへんのや 手伝え!
知らん 知らん。
ええかげにせえよ お前は! ほんまに。
つるん つるん。
やかましいわ! あほ!(笑い)
知らん 知らん みたいに言うな!
小籔が演じるのはうどん屋の やる気のない跡取り。
≪久しぶりやな 千豊君。
はぁ?
その目の前に あの妖精が現れる。