2019/02/19(火) 18:15〜19:00 キャスト[字]【冬*ほっこりABCわくわくウィーク】枚方市がPR動画を自力制作!
年ぶりという快挙。
しかも、その5年前の発見も
岩本さんによるものというから驚きです。
天文家の間で「汚れた雪だるま」
と呼ばれる彗星。
その80%近くが水の氷で、そこ
に二酸化炭素や、
砂利などが加わって出来ています。
太陽光で暖められると、表面の氷が溶け、
ガスやチリを吹き出します。
これが、ほうき星とも呼ばれる所以、「彗星の尾っぽ」の正体。
偶然にしては凄すぎる岩本さんの
連続・彗星発見。
天文の専門家からも称賛の声が上
がっています。
望遠鏡やコンピューターの技術が
進んだ今、
アマチュア天文家が彗星を見つけ
るのは、至難の業だそうです。
岩本さんは、一体どうやって彗星
を見つけているのか。
そう言って、向かった先は。
なんとベランダ!
自宅2階のわずか4畳ほどのベラ
ンダが、
岩本さんの観測基地。
ここで撮影した星空の写真を、
パソコンで解析するという、シン
プルな方法で
彗星を探しているといいます。
中学生の時、
友達の望遠鏡を借りて見上げた天
体に興味を持ち、
「いつか彗星を見つけたい」とい
う夢を持ち続けてきた岩本さん。
星空の地図を片手に50年。
今では主な星座の位置や特徴は、全て頭の中に入っています。
地球と太陽との距離の1万倍以上
も遠い場所からやってくる彗星。
円形の軌道を描く太陽系とは違い、
多くの彗星は、細長い楕円の軌道で動き、
一度地球のそばから離れると、何
百年と帰ってこないものや、
二度と戻ってこない場合も。
6年前、岩本さんが人生で初めて発見した彗星も…
「あ、おでんも温めとるけど、良
かったらやけど?」「う~ん」
寒空の下での観測が終わると、朝
ご飯でほっと一息。
奥さんの三子さんは、岩本さんの
彗星探索を支える
一番の理解者です。
結婚後も、星空観測の趣味を
温かく見守ってくれた奥さんのた
めに。
岩本さんはある日、とっておきの
プレゼントを贈りました。
「徳島・阿波・それから眉山。
土柱、この近くに観光地があるんです。
それと家内の三子っちゅうのを。
」
命名したときの想いを綴ったメッ
セージには…
夫婦二人三脚でつかんだ、「新彗
星発見」という大きな夢。
ロマンチックな夫婦愛に触れ、私
たちも彗星を見つけてみたい。
という気分に駆られたキャスト取
材班。
岩本さんと共にコメットハンティ
ングに挑戦することに!
今回観測場所に選んだのは、
徳島県南部にある「南阿波サンライン・第4展望台」
午前4時半、いざ観測スタートで
す。
この日の日の出は午前6時50分。
与えられた制限時間はわずか2時間ちょっと。
偉大な彗星探索家の前で、若干緊
張ぎみの中西カメラマン。
撮影した写真の中に、新彗星は見
つかるのか!?
鋭く光る、岩本さんの眼差し。
…とその時!
まさか…彗星発見か!?
ひと時の夢を見せてくれた、コメットハンティング。
最後にその魅力を岩本さんに聞き
ました。
木原さん、
星の名前、奥さんの名前をつけるって…。
ロマンチックですね。
すごく夢のある趣味ですけど、
私は根気がないから無理だな。
ああやって星図、
星の地図と
一つ一つ見比べるって
すごく根気のいる作業ですよね。
星の地図が頭に入るというのもすごくないですか?
でもやっぱり一歩一歩の積み重ね
が
こういうふうにつながるんやなっ