2019/02/19(火) 23:55〜00:40 ブラタモリ「#124 福井」[解][字][再]


これ 有名な…。
(小野)そこに何か…。
はい。
(小野)そうです そのとおりです。
(小野)そうです。 ここが まさに…
一乗谷が なぜ豊かになれたのか?

実は この場所でその秘密が分かるんです。
それは この井戸から
発見されたものなんですが…。
は?
こういうものです。
はい 当たりです。
はい。
ええ そうですね。
そうです そうです。
なんと 遠く離れた
ヨーロッパ製のグラスが→
当時の一乗谷にあったんです。
なぜでしょう?
そうですね。
(吉澤)外とつながるという。
一乗谷では 大型船の模型も発見され→
日本海の水運を握っていたことが明らかになっています。
川を使い
海 そして世界までもつながる→
水運があったこと。 それこそが→
一乗谷の豊かさを支えていたんですねぇ。
これほどの栄華を極めながら
信長に焼き払われ→
歴史の表舞台から姿を消してしまった


一乗谷。
その後 城下町は
広い平野へと移されます。
現在の福井市の中心部です。
でも… 一乗谷が生み出したものは→
本当に この世から
消えてしまったんでしょうか?
タモリさんが次に向かったのは
一乗谷から 西へ10km。
江戸時代から福井の町の中心となった
福井城です。
はいはいはい はい。
福井のルーツは「消えた都市」にあった。
(小野)はい。
(笑い声)
逃げ出したくせに。
いやいや タモさん!実は この福井城こそ→
一乗谷の遺産が
残っている場所なんですよ。
おっ これは。
≪どうも こんにちは。
福井城郭研究所の吉田でございます。
よろしくお願いします。
福井城に詳しい 吉田純一さん。
城の復元にも携わる専門家です。
ここは今…
立派な堀ですよね これ。
これ?
(吉田)はい。
初めて見ました。

え?
(吉田)はい。
へえ~!
石の瓦って あるんですか?
(吉田)あるんです。
タモリさんも驚きの 石の瓦。
近づいて見てみましょう。
(吉田)ここで よくご覧になれると
思います。 こういう状態です。
へえ~。
(吉田)これは 1枚1枚 石工さんが形を…。
いわゆる…
緑がかった美しい石は 笏谷石。
大昔の火山灰が固まってできた
福井を代表する高級石材です。
やわらかくて加工しやすく→
福井城では 至る所に笏谷石が使われています。
(小野)そうです そうです そうです。
あぁ そうなんですか。
そう この笏谷石こそが
一乗谷の遺産。
一乗谷には 建築資材から
さまざまな日用品まで→
石を巧みに加工する
高度な職人技があったんです。
そうなんです。
こっちに来ても これ 利用されてる。そうなんです そうなんです。
…と言っていいんじゃないですかね。
はい そのとおりです。
一乗谷から福井に受け継がれた

笏谷石。
でも 高級な石を
こんなに たくさん利用できたのは→
どうしてなんでしょう?
福井城から 西へ2km。
その答えが分かる場所に
行ってみましょう!
全くの住宅街ですね。
(吉澤)はい。
おぉ~。