う。塗るんではなくて、払う。
リスとヤギの毛。
ヤギの毛でも、もっと細いところ
があって、ミックスしてるんです。◆うわあ、
柔らかあ~。
◆昔はリス100%みたいなのを
つくってたんですけど、今や、
そんなのでつくると高過ぎて。
◆夢のまた夢と。
◆そうです。
◆中には珍しい、はけも。
◆これ漆、
漆を塗るはけなんですよ。
これ、髪の毛なんですけれども、
漆って、
塗るときに、抜けると
実に、ぐあいが悪いですよね。もし毛が抜けたら、
ぽこんと。
なので、
1本の毛を最初から最後まで入れ
て、
できるだけ抜けないようにという
つくりを。
◆知恵ですね、これはまた。
◆これ、昔からの。
◆珍しい商品が数多く並ぶ
ハケ市さんで、
最も売れている商品とは?
◆これがよく売れる、
お掃除用のはけなんです。
職人さんは、大体、こう差しているのが
よく見られると思うんですけれど
も、塗装現場とかね、ほこりを払
ってから塗るでしょう。
◆なるほど。
塗る前にまずこれで、
ほこりを払っておいて、一般の方も結構買っていかれるんですか。
◆買っていかれますよ。
サッシのレールとか、
これ、はきやすいんですよ。
横にするとね。小さいのもあるから。
◆これもあるんや。
◆こんなんを車の中に1本置いて
おけばね。
◆ジュースですやん。
ジュースの値段やん。
◆そんなハケ市さんで、いっちゃ
ん高いもんとは?
◆こちらの表具用のはけになります。
打刷毛といって、
書道で作品を書くじゃないですか。
そのときに掛け軸にするのに、
和紙を張りつけるんですけど、
その和紙を作品に、密着させるた
めに、これで
トントン、トントンと。
◆それ用のはけがあるんですね。
◆はけなんですよ。
◆竹ですか。
◆はけじゃないです。
これ、
ほうきに使われるようなツクモと
いう
植物性で、
この均一な太さのものをそろえるのに、
すごく手間がかかるんです。
◆どれぐらい使えます?
◆これ、おやじが使ってたやつや
って、
表具屋さんで、
見せられますわ。下手したら、一生、持つのかなと。
◆ただ、使用頻度の高いところは、10年ぐらい。
それでも10年ぐらい。◆すごい。
◆ハケ市さんで、いっちゃん高い
もん HOW MUCH!?
◆はっけ用意、のこった。
◆おもろない…。
◆はけます。
◆おお~、結構…。
でも、
さっき聞いてた、つくるための工程、
苦労、いろいろ聞いてたら、
全然。
◆安いぐらい。
◆あのはけを一緒に、僕にくれる
か、◆いや、それは無理だ。
◆無理かあ。
◆おもしろいなあ。
◆ここで視聴者の皆様にプレゼン
トのお知らせです。
最近、耳が聞こえづらいなどの不
安を抱えている方に
メガネの愛眼では補聴器のレンタ
ルを実施中です。
最新の補聴器を2週間じっくり試
すことができ、
より安心して快適に過ごせます。
本日は、聞こえる感動をお届けす
る「メガネの愛眼」より
3000円相当の「補聴器お試し