読レビ

（東雲）≪美和を抱きたい≫
≪美和を…　取り戻したい≫
拓馬さん…
≪どれだけ俺が愛しても
美和は冬木さんを愛している≫
お前を裏切った美和ちゃんは
冬木部長に裏切られてる
≪前島香織が言い寄った…≫
（小野）彼女に言い寄られたら部長も落ちるわ
今　日本に戻ってるんだ
裏切られてんだぞいいのか！　それで！
彼を…　愛してるの
美和！　美和！
死ぬくらいなら別れろよ！
俺とは一度も考えなかった？
遥斗は…
大事な…　友達
≪前島香織を俺が…
潰してやる　粉々に≫
≪ここに　あの女がいる≫
（エレベーターの到着音）
♪♪～
（香織）あぁ　すみませんこちらこそ　すみません
おけがはありませんか？
≪前島香織≫
あっ　すみません
大丈夫です　急いでるので
前島香織さんですよね？
えっ？
≪その目が…≫


プランニング課の
はい
≪冬木部長を惑わした≫
あなたは？
≪その体が…≫
≪冬木部長を狂わせた≫
今日からデザイン課に配属になった東雲です
あっ　ニューヨーク支社から？
≪お前が…≫よろしくお願いします
≪お前が美和を壊した！≫
よろしく　じゃあ　また
≪めちゃくちゃに壊してやる≫
≪お前の…　すべてを≫
あっ　来た
来た！
♪♪～
ご無沙汰してます元気にしてたか？
ええ
≪なぜ…≫
半年間ですが
また　お世話になります
おぉ　お前のデスクはあそこだ
ありがとうございます
≪どうして
美和を裏切ったんですか？≫
期待してるぞ
うぅ～　東雲～！会いたかったぞ～
小野さん　お久しぶりです
やっと笑った
さっきまで


だいぶ怖い顔してたからな
女子たちが早くお前に話したくて
うずうずしてるぞ
早く行ってやれよ
新しい恋　見つかるかもな
小野さんこそ
例の前島香織さんのこと
まだ好きなんですか？
ちょっ　ちょっ　ちょい！
聞かれてたら　どうすんだよ
すみません
バカ
≪すみません　小野さん≫
≪俺は　あなたが愛している女を
潰しに来ました≫
あっ　そういえば
青木社長から　お前に
デザインの依頼が来てるらしいぞ
青木社長って　ニューヨークの？（小野）うん
なんか　日本に家買ったんだって
そのインテリアをお前に任せたいって
プランナーは前島さんだよ
≪あの女と組めるのか≫
≪こんなに早く
チャンスが来るなんて≫
お前と前島さんが組めば
絶対いいもん作れるよ
そうですか　それは楽しみですね
≪楽しみだ≫
♪♪～

♪♪～
≪何を話すつもりだ？≫
≪俺は　お前のために悪魔になったぞ≫
≪…とでも言うのか？≫
≪ただ声が聞きたかっただけ…
なんて　口が裂けても言えない≫
≪これが前島香織の手がけた作品か≫
≪小野さんの言うとおりだ≫
≪仕事はできる≫
≪なのに　なぜ…≫