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2019/03/02(土) 19:00〜19:45 地球ドラマチック「サンゴ礁の海 ラグーン〜小さな魚マニーニの冒険〜」[二][字]

♪♪~
果てしなく広がる大海原。
太平洋 ポリネシアのサンゴ礁の島々は海の生き物たちのオアシスです。
そこは 特別な環境が隠れている
「海の宝石箱」。
生命に満ちあふれ たくましさと
繊細さを併せ持つ 類いまれな世界です。
サンゴ礁に取り囲まれ
外洋から隔てられた浅い海 ラグーン。
このラグーンと大海原は→
サンゴ礁の割れ目にできた水路によって結ばれています。
ラグーンは 多彩な海洋生物の遊び場です。
ポリネシアの人々が「マニーニ」と呼ぶシマハギ。
月の満ち欠けに いざなわれて→
大量の群れが 一斉に産卵のときを迎えようとしています。
海に放たれた無数の卵のうち→
無事に成長できるマニーニは数えるほどです。
生き延びるための
想像をはるかに超える旅。
数々の危険を乗り越えていく
マニーニの冒険を見つめます。
ポリネシアのサンゴ礁の島々は
今から7,200年前に→
海底から隆起した火山によって
形成されました。
今では 火山は姿を消し
海面に残ったのは→
サンゴという動物がつくり出した
サンゴ礁の島々です。
サンゴが繁殖を繰り返し


炭酸カルシウムの骨格が積み重なって→
サンゴ礁となりました。
そのサンゴ礁が輪のように連なり環礁と呼ばれる島ができたのです。
こうして生まれた いくつもの環礁は
海洋生物たちのオアシスです。
♪♪~
そこは 手つかずの 自然の生命にあふれた輝かしい宝石箱です。
サンゴ礁の海の中では
月の暦に合わせて→
何千匹ものマニーニが
産卵のときを迎えています。
マニーニの群れは あちらこちらから
同時に ある特別な場所へと集結します。
その場所とは 環礁の内側に広がる
ラグーンと 外洋をつなぐ水路です。
水路は 外洋に出るための玄関口。
大潮の干潮時ラグーン内の海水は 水路を通って→
広大な外洋へと引き寄せられます。
マニーニが 外洋へと向かう潮の流れを探しにきました。
ラグーンに生息する多くの敵から
子孫を守るために→
無数の卵を
外洋へ放つ作戦に かけるのです。
一方 異なる方法で産卵する魚もいます。
ロクセンスズメダイはラグーン内の海底に卵を産み付け→
孵化するまで自分たちで守ります。
オスの周りにメスが集まって紫色の卵を産み落とします。
すると オスは直ちに精子を放ち→
孵化するまでの8日間 卵を守り続けます。
マニーニは 開けた場所に集まって


小さなグループを形成します。
スズメダイとは対照的に
メス1匹をオス数匹が取り囲みます。
突然サメが通過し 潮の流れが変わります。
メスは流れの強い海面へ上昇し無数の卵を放出します。
メスを追って複数のオスが上昇し→
同じタイミングで精子を放出する「集団産卵」を行います。
♪♪~
海中を漂う白い雲の中でマニーニの卵と精子が受精します。
しかし このプロテインたっぷりの
白いスープは→
すぐに多くの生き物に狙われます。
♪♪~
受精は 僅か数分の出来事。
放たれた無数の卵のうち敵の攻撃を免れた幸運なものだけが→
外洋への長い旅へと出発します。
♪♪~
マニーニの卵は 潮の流れに運ばれ→
中には 水深4,000メートルの海中に到達するものもあります。
卵の中では 驚くべき速さで
細胞分裂が始まります。
1匹のマニーニが
生まれようとしています。
まるで 天の川の中の1つの星のように→
マニーニの卵は 海の中で生命の可能性の火を灯しています。
♪♪~
孵化してから1日目の夜の終わり。マニーニは 体長2ミリの小さな姿です。
自分では まだ泳ぎのバランスが
取れないため 流れに身を任せています。
誕生から数週間 マニーニの赤ちゃんは→

動物プランクトンの仲間として成長します。
♪♪~
周りには さまざまな魚類 甲殻類軟体動物の幼生が たくさん漂っています。
これらの動物プランクトンは毎晩のように
海の奥深くと水面を行き来します。
海を漂い 光を頼って生きる
植物プランクトンを食べるためです。
どのプランクトンも
まるでエイリアンのよう。
なんとも不思議で

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ikatako117

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