(香織)すみません大丈夫です 急いでるので
(東雲)前島香織さんですよね?
プランニング課の
≪その目が…≫
はい≪冬木部長を惑わした≫
(冬木)
みんな あいつの目にやられるんだ
≪もう容赦はしない≫
見たんですよね?
≪己の愚かさに気付くがいい≫
≪それは計画にはなかった≫
≪彼女のほほを涙が伝った瞬間…
気付けば彼女に触れていた≫
(泣き声)
≪なぜ彼女に触れた?≫
俺は相変わらず
前島さんのことは嫌いですから
えっ? えっ… そこ念押すとこ?
≪同情? こんな女に≫
早くその目から流れている液体を
拭いてください
≪俺は何を言ってる?≫
涙です
では
≪俺も酔ったか?≫
≪この女には侮蔑しかない≫
≪なのに なぜ…≫
♪♪~
(冬木)乾杯!(一同)カンパーイ!
東雲さん
本社には もう慣れました?
はい
あっ 東雲さん 次どうします?それ 私 作りま~す
私 東雲さんと
同じのにしようかな
私も東雲さんと
同じのにしようかな~
空気読んでもらえます?
冷たっ! このビールより冷たっ!
…っていうか
俺も一応フリーだからさ
小野の胸 空いてますよ
ハハッ
≪あっ それ立候補しま~す
お前には言ってないぞ
(女性社員)よろしく!
(小野)その握手の角度やめろって
(女性社員)いやいや いやいや…
実際に行ってみると得るものありそうですよね
東雲さんって彼女いるんですか?
いええ~ 意外!
≪探るような目 この前も…≫
[外:9D15C0395A4738936AF34308ACF2D032]私は味方なんで[外:5BB8B7731D9473EBD7C842334DFA24F2]
(礼子)すいませーん
(冬木)すいません!
♪♪~
≪小動物のようにおびえた表情≫
≪この関係を支配しているのは
冬木部長のほうだったのか≫
(礼子)トイレですか?
あぁ… うん
東雲さん?
♪♪~
あなたは まだ分からないんですか
何の話?≪どうした?≫
不倫を続けても
傷つくのは あなただけだって
教えて差し上げましたよね?
なのに なぜやめようとしないんですか?
≪なぜ こんなにイラついてる?≫
これは私の問題でしょ?あなたには関係ない
いいえ 俺はあなたが
本当に苦しんでることを
知ってしまった
≪やめろこの女に同情なんかするな≫
≪この女は…≫
あなたは部長に束縛されて喜んでいるのかと
思っていましたが
そうではなかった
俺は才能ある
すばらしいプランナーを
不倫などという くだらないことで
潰したくはない
なんで?
≪分からない≫
あなたは
私のことが嫌いなんでしょ?
≪そのはずなのに…≫
嫌いだったら ほっといてよ!
私が苦しんでるのを見るのが
滑稽だって言ってたくせに
私に構わないで!
黙って従えよ! この強情女
≪本当は
自由になりたいんだろ?≫
≪苦しいんだろ?≫
冬木が いつか嫁と別れてくれるなんて
ちっぽけな希望抱いたって むだだ
さっさと別れろ
≪俺も同じだった≫