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2019/03/07(木) 01:00〜01:50 NHKスペシャル「“黒い津波”知られざる実像」[字][再]


相次ぎました。
こんにちは。
こんにちは。
感染症に詳しい
医師の櫻井 滋さんです。
当時 この病院にも

津波肺の患者が運ばれました。
今回 黒い津波の分析が進んだことで→
粒子の細かさが大きく影響したことが分かってきました。
ヘドロなどの粒子は
小さいもので 僅か4マイクロメートル。
1000分の4ミリです。
これは 肺の奥深くまで達する細かさだといいます。
鼻や口から吸い込まれた黒い津波は
気管を通り 肺に入り込みます。
黒い津波に含まれる ごく小さな粒子は→
通常 異物が入ることのない末端の肺胞にまで達します。
肺から水分が抜けたとしても
黒い津波の粒子は 残り続け→
炎症を広げてしまうのです。
極端なことを言うと…
震災直後から津波肺に苦しんだ
木村信子さんです。
これが うちなんですね。
え~っ!
あの日 自宅で津波に巻き込まれた
木村さん。
大量の黒い水を
飲んでしまいました。
その夜 救出されましたが


津波肺と診断され 入院しました。
震災1か月後の木村さんのX線写真です。
抗生物質の投与など集中的な治療が続けられましたが→
まだ 肺の下の方に炎症が広がっています。
通常 長くても1か月で治る肺炎。
木村さんは
3か月以上の入院を余儀なくされました。
黒い津波は 乾燥したあとも
形を変え 脅威となっていました。
津波が運んだ細かい粒子が
粉じんとなって→
被災地を数か月にわたって覆ったのです。
震災後 重い肺の病気になった斉藤節子さんです。
当時の斉藤さんの肺の画像です。
黒く見えているものが 異物。
津波で流された自宅周辺で
大量に吸った粉じんと見られます。
これまでの津波の常識を塗り替える
黒い津波の脅威。
被災後も 長期にわたって爪痕を残す→
深刻なものでした。
日本各地で巨大地震が懸念されている今。
黒い津波が発生するおそれのある入り組んだ地形は 全国に存在します。
専門家は 都市部の港湾地帯なども
発生する可能性が高いと→
警鐘を鳴らしています。
埋め立て地を縫うように水路が張り巡らされた川崎市。
黒い津波が発生するおそれのある場所の
一つです。
海底調査の結果

ヘドロの堆積が確認されました。
明らかになってきた黒い津波の姿。
専門家たちは その脅威を認識し備えにつなげるよう→
住民に訴え始めています。
今 黒い津波の 更に詳しい分析が続けられています。
巨大津波の発生が懸念される中→
黒い津波を前提に防災対策を進めることが急務だと指摘します。
2万人を超える人々の命を奪った
巨大津波。
どこまで 真の姿に迫ることができるのか。
未来の命を守るためにその解明は続いています。
♪♪~
2019/03/07(木) 01:00〜01:50
NHK総合1・大阪
NHKスペシャル「“黒い津波”知られざる実像」[字][再]

東日本大震災では“黒い津波”が町を襲った。巨大津波が海底のヘドロなどを巻き上げたために水が黒くなり、より強い破壊力を持ったのだ。その脅威を初めて伝える。

詳細情報
番組内容
東日本大震災の津波を、多くの人たちが“黒い津波”だったと語っている。巨大津波が湾に進入すると、海底をえぐりとって大量の土砂、ヘドロを巻き上げ、黒くなっていたことが最新の研究でわかってきた。当時のまま保管されている黒い海水を専門家が分析したところ、透明な海水だった場合に比べ、破壊力が強くなり、人々の命を奪っていった実態が明らかになった。黒い津波の脅威を初めて伝える。
出演者
【語り】礒野佑子


ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – 報道特番

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