いきなり観光地になった場所がある。
それが、一の俣桜公園だ。
知る人ぞ知る場所だったがある光景が話題に。
≫観光客のお目当ては
枯れたヒノキの水没林が水面に映る、幻想的な風景。
そこを、色鮮やかなコイが
優雅に泳ぐ。
タイミングさえよければ
こんな美しい瞬間が撮れるのだ。
これが写真映えすると
インターネット上で話題に。
突然、観光客が
訪れるようになったのだ。
≫皆さん、ベストショットを
収めようと悪戦苦闘。
≫美しい写真を撮るには
風が吹いていないときに
コイが集まるなど
複数の条件が必要だという。
≫こちらは、温泉旅行の途中で
立ち寄ったというご家族。
≫実は、この人気の陰には
ある男性の長年にわたる努力があった。
≫ボランティアの
宮川道義さん、83歳。
≫もともと、ここは
なんの変哲もない
ダム湖であった。
そこを、2002年
地元の有志が桜を植え
公園として整備したという。
≫公園の近くに住む宮川さんは
涙ぐましい努力もしている。
観光客に
より楽しんでもらおうと
自宅でコイを育てているのだ。
外来魚に食べられないように大きく育て
2年後に放流する予定だ。
15年以上、見守り続けてきたこの公園が
今では、宮川さんの
生きがいになっているという。
≫インターネット時代が生んだ
いきなり観光地。
このゴールデンウィーク
当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫女子マラソンの指導者として
知られる
小出義雄さんが今日
肺炎のため亡くなりました。
80歳でした。
≫オリンピックの2大会連続メダリスト
有森裕子さんは涙ながらに
小出さんへの思いを語りました。
≫もう、あの屈託のない笑顔を
見ることができない。
陸上女子長距離の指導者
小出義雄さんが
今日亡くなった。
80歳だった。
小出さんは、明るく豪快な性格と
素質を見抜いて
褒めて伸ばす指導で数々の
名選手を育て上げてきた名伯楽。
2000年の
シドニーオリンピック
女子マラソン。
当時、手塩にかけて育てた高橋尚子さんが出場し…。
≫高橋、フィニッシュ
金メダル!
≫日本の陸上女子で史上初となる
金メダル獲得の瞬間。
小出さんは人目を気にせず
高橋さんを褒めちぎった。
≫金メダル獲得後
2人で会見に臨んだ際
仲むつまじい様子が
あふれていた。
≫トレードマークのひげも
愛弟子にそってもらうなど
まるで仲のいい親子のよう。
会見でもその愛弟子を褒めちぎる。
≫指導者でありながら
選手へのリスペクトを
忘れない、小出さん。
高橋さんよりも前にオリンピックメダリストである
この人も育てている。
≫銀メダル!有森が銀メダルを獲得!
≫1992年の
バルセロナオリンピックで
銀メダル
1996年の
アトランタオリンピックで
銅メダルと
2大会連続メダルを獲得した
有森裕子さんは…。
≫千葉県出身の小出さんは
20歳を過ぎてから
順天堂大学に進学。
箱根駅伝には1年生から3年連続で出場した。
卒業後は地元の高校で