後ろ盾になってもらいたい。ですけども
核の問題においては
ロシアの立場というのは
一貫しているんですね。
アメリカと同様に北朝鮮の核保有は認めないと。
この一点においては
アメリカとロシアは共同歩調をとっているんです。
そういうふうに考えますと
ロシアは経済問題については
前向きに対応できると。
しかし核問題においては
やはり
原則は譲れないということで
金委員長も渋い表情をしたんじゃ
ないかと思うんですね。
≫その辺りの発言が出てきて
少し、こわばった表情に見える背景かもしれませんね。
ところで、辺さん
ロシアは、この朝鮮半島情勢に
今後、どう関わってきたいのか。
この辺は、どうご覧になっているんでしょうか?
≫ロシアは一貫して
米朝のさしの会談は
絶対うまくいかないと。
やはり、これは
多国間じゃないとだめだと
言い続けているんですね。
ということは、2005年の
14年前の6か国協議、共同声明
それの原点に戻るべきだと。
すなわち中国、ロシア更に日本も加えた
多国間協議で
やったほうがいいと。
これに対して金委員長も
恐らく、それをカードに使って
ロシアを
味方に取り付けたいという思いは
あると思うんですね。
それは、はっきりと
多国間という言葉を
はっきり使っているんですね。
去年の
南北のパンムンジョム宣言では
米朝もしくは韓国を含めた3者
あるいは中国を含めた4者までだったんですが
今年、多国間という言葉を
使っていますから
それはロシアを引き込んで
6か国でやったほうが
有利になるという判断も
あると思うんですけども
まずその前に
ロシアの北朝鮮に対する
いわば側面支援ですね。
これを取り付けたうえでの
話だと思うんですけど
なかなか、その点について
プーチン大統領が
金委員長にとって
色よい返事を
まだしてないんじゃないかという
感じがしないでもないですね。
≫南北はこう…。
そして、今年に入ってから
中国にも行きましたね。
プーチン大統領も引き寄せたい
思惑がある中で。
となると
4対2というような感じに
なるんですが、若干
プーチンさんは
距離を、ちょっとというような。
こんな位置関係ですかね。
≫金正日総書記の時代は
6か国に対して
消極的だったんですね。
その理由は
1対5では話にならないと。
1対5というのは
5か国はあくまで北に対して
核放棄を求める。
それも無条件で。
それでは
話にならないという形で
拒んでいたんですけど
金正日総書記の晩年の
最後の2011年の
訪露。その際の
メドベージェフ大統領との
会談では、6か国についても
前向きな対応に出たんですね。
そのあとに北朝鮮が核ミサイルの
発射事件をやったという形で
今日まで6か国協議
開かれない状況なんですけど
また、ここでそういう話が
持ち上がるとなりますと
確かに4対2ですけども
日本にとっても6か国の場
ここで北朝鮮と