ばかりです。
さらに深場で姿を現したのは…。
恐竜時代からの生き残りカグラザメです。
威風堂々とした この姿… かっこいい!
今回の調査で周囲の深い海の中も明らかになりました。
孀婦岩は
水深2,000mからそびえる→
巨大な海底火山の
一部だったんです。
まるで「バースデーケーキにさした
1本のロウソク」のよう!
およそ2万年前に誕生した火山島が
荒波でどんどん削られて→
硬い芯の部分だけを残して
今の姿になったといいます。
孀婦岩は 地形も生きものも
ホント 神秘に満ちているんです。
孀婦岩の
不思議な生きものを調べる調査隊。
2年目の挑戦が始まりました。
最大の謎「巨大化」を解明するため準備したのが→
研究者特製…
魚をエサにしてコオロギを箱の中におびき寄せます。
作戦のキモはドローン。
遠隔操作で設置できれば岩登りをせずに調査が可能です。
パイロットの岡村さんは
事前に猛特訓してきたといいますが→
ドローンにトラップをつるすと
想定以上に大きく揺れてしまいます。
ぐるぐる 回る 回る。
トラップに引っ張られ制御がききません。
ああ… 失敗です。
風の抵抗を減らすなど調整を重ね何度も何度も挑戦しました。
今度は それほど揺れません。
孀婦岩に慎重に近づけます。
トラップを設置するのは
頂上付近の平らな部分。
ゆっくりと高度を下げます。
狙いは 草のそば。 着地まで もう少し。
ところが トラブル発生。
フックが岩に引っ掛かってしまいました。これはまずい。
ドローンを前後左右に動かします。
お~!とれた!
(拍手)
設置から一晩たった 翌朝。
さあ トラップは無事でしょうか?
あった あった あった!あった よかった。
ドローンの高度を下げ フックを着地。
今度は上昇させて… 引っ掛けます。
あっ うまくいった。
帰りは順調 大成功!と喜ぶのも つかの間…。
トラップから脱走したのは
謎のハサミムシでした。
あ 痛!
一匹残らず捕まえます。
他の地域に入ったら
生態系を乱すおそれがあるからです。
トラップの中には
まだ何か入っている様子です。
まるで玉手箱を開けるような気分。
さあ皆さん 心の準備はいいですか?開けますよ。
はい!
うん?
うわ~!
中身は…。ダメダメ! 見ちゃダメ!
あれ ヒゲじい いたんですか。
いやぁ 待ちきれなくて。ちょっと そこ どいてください。
いや 無理です。 お茶の間の皆様には
とてもお見せできません。
いや~ それもそうですね。
実は中身は… ハサミムシ200匹でした。研究者もびっくり!
いやホント 心臓に悪いですよ。 で
このハサミムシも新種だったんですか?
専門家に分析してもらったところ→
日本の海岸に広く分布するイソハサミムシという種類でした。
新種じゃなかったんですな。
はい。 でも その大きさがスクープだったんです!
へえ~。
ほう。 ハサミムシも巨大化していたというわけですな。
はい。
通常の2倍の大きさがあったんです。
普通 島にすむ生きものは
体が小さくなるのが一般的です。
例えば…
九州の屋久島にすむサルやシカ。
本州のものと比べると このとおりです。
あっ ちっちゃい! ホントだ。
はい。 島は食料が限られるので
体を小さくして→
食べものの量を減らすほうが
生存に有利なんです。なるほど。
じゃあ 巨大化する
孀婦岩の虫たちは→
常識をムシってこと?
どうなってるの?
あ~ 待て待て待て待て! 捕まえた。
♪♪~
(ツノミン)はい どうぞ。
ありがとう。
うふ かわいい!