相当、計画されたものだとすると
過去のこういう事件というのは
彼も参考にしているといいますか
手口を参考にしたところが
あると思うんですね。
こちらの場合は
車を使っていますが
自分が車を使わないで
確実に巻き添えというか道連れにして
人を殺せるとすると
小さい子どもだろうなということで
恐らくこういった過去の事件は
相当研究したんじゃないかなと
思います。

≫池田小の場合はこれはいわゆる学校の中に
宅間元死刑囚が
入ってきた。
学校の中で子どもたちが次々と
切りつけられていってる。
これはやっぱり


学校をターゲットにしている。
子どもたちを
ターゲットにしているという
明確な意図をあの事件のときにも
散々、我々問われた部分があったんですが
これと、この通り魔といっても
無差別なのかどうなのか。
この違いは
どこにあるんでしょうか？
≫宅間の事件を境に
学校のセキュリティーが
厳しくなったんですね。
やはり、なかなか学校の中に乱入するということが
できなくなったので
子どもを確実にターゲットにしようと
彼が考えたのであれば
学校の中という選択肢は
今、少しないんじゃないかなと。
それでスクールバスであったりとか
比較的子どもが集まりやすい場を
定めたのかなと思います。
≫そうすると、身柄を確保されて
死亡した男は
もう事情を聞くことが
できないわけなんですが
子どもを狙っていた
可能性というのも
捨てきれないということですか。
≫そうですね。それは永久に
闇の中になるかも

しれませんけれども
ただ丹念に捜査の中で、先ほども
少し出てきていましたけど
近所付き合いだとか
人となりだとか
そういうことが分かってくると
自殺をする中で
いろんな恨みがあったのかどうか
その辺りの背景も
少しは明らかになってくるんじゃ
ないかなと思います。
≫原田先生
もう１点伺いたいんですが
今、親御さんたちも
それからこの事件に遭遇してしまった子どもたち
この事件のことを聞いた
子どもたち。
学校全体も、それから
こうしてテレビで報道することによって
多くの皆さんに影響を
与えていると思うんですが
今、冷静になって
一番何が必要で
ケアしていくために
心も体も
何が一番必要だというふうに
原田先生は
どうお考えでしょうか？
≫まず、子どもたちに
またこういう事件が

起きたらどうしようとか
明日自分の身の周りで
起きるかもしれないと
テレビの前の皆さんも
思うかもしれないんですがまずやはり、こういう事件は
めったに起きるものではないので
そんなに心配する必要はない
っていうのが１つと
事件に巻き込まれた
周りの人たちに対しても
先ほども出てましたけど相当な心のケア
それなりの専門知識を
持った人たちが
きちんとした手当てをやることが
重要になってきます。
≫お父さん、お母さんが
子どもたちに
どんな言葉をかけてあげたら
いいですか？
≫やっぱり怖がって