2019/06/01(土) 16:30〜17:55 スーパーJチャンネル[字]


スタジオに招いて
真意を伺います。

≫今朝も大勢の人が献花に訪れていた事件現場。
自殺した岩崎隆一容疑者は
長期間、自宅にひきこもっていたとみられますが
捜査関係者への取材で
事件数日前に
複数回、外出していたことが
わかりました。
警察は、下見をしていた
可能性があるとみて
調べています。
そんな中自殺した容疑者に対して
あるタレントが
テレビで発言した内容が波紋を広げています。
≫この発言に対し
生活困窮者支援を行う
NPO法人ほっとプラスの
藤田孝典さんは…。
≫今回の事件は自殺志願者が


無関係な人を道連れにした
いわゆる拡大自殺との見方も
出ている中
自殺志願者を誘発するような
行為は
更なる凶行を呼ぶ可能性があると
指摘します。
≫ところが
この意見にネットが猛反論。
≫専門家や芸能人も参戦し
ネット上は賛否両論の嵐となりました。
本当に予備軍といわれる人の
犯行のきっかけになる
可能性はあるのでしょうか。
≫犯行に及ぶ寸前の状況を何度も経験したという
家族問題に取り組む味沢さん。
ある男性の裁判の支援をしていたとき
裁判所に対して男性が激怒。
原因は手続き上の
ささいな行き違い
だったそうです。
相手の親族を殺すと叫ぶ男性。
怒りの矛先は原因である裁判所とは
まったく関係ない人物に
向けられました。
味沢さんらの必死の説得もあり
男性は思いとどまったそうです。
一方、かつて通り魔をやろうと
決意しかけて
思いとどまったという経験から

現在はカウンセラーとして活躍している中村さん。
≫自らが何かのきっかけによって
犯行に至る可能性がある予備軍だったかもしれないという
中村さん。
今回の1人で死ねば発言に対しては…。
≫中村さんは
予備軍に当たる人が怒り
殺意を抱くようになる訳を
自らの経験から
こう語ります。
それは中村さんが勤めていた会社から
解雇を言い渡されたときでした。
≫かつて通り魔をやろうと決意し
思いとどまった経験のある
カウンセラーの中村さん。
自らが犯行を決意したのは
会社から解雇を言い渡されたとき
上司が放ったひと言でした。
≫当時は極度に不安定な精神状態だったため
ネガティブに
受け止めてしまったと振り返る
中村さん。
テレビやネットでの何げない発言でも
あと一歩のところで
踏みとどまっている
予備軍が
どのように受け止めるか
そこに不安を感じるといいます。
≫1人で死ねという発言は適切なのか
そうでないのか

藤田さんの警告から巻き起こった論争。
過去の経験から生まれた
その真意とは。
≫ということで
1人で死ぬべきという非難は
控えてほしいというように
ネット上で呼びかけまして
色々な波紋も広がりました。
そのご本人の藤田孝典さんに
今日は来ていただきまして
このネット上での発言に込めた思い
それから再発防止には
何が必要なのかを
考えていこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。≫よろしくお願いします。
≫藤田さんは社会福祉士として
本当に社会的な弱者の方々と
接した経験を
非常に多くお持ちでらっしゃる。
そういう中で